【研究成果】シロイヌナズナ花柱上での花粉吸水におけるアクアポリンによる制御反応を解明、国際科学雑誌「Plant Biotechnology」に掲載(3/31)
2021年3月31日 (水)
気がついたら2020年度が今日で終わり。大学にいると、年度の変わり目の方が「1年間」終わったという感じが出てくるのを、毎年、感じています。明日からの2021年度も2020年度と同様に、新型コロナvirusの感染は落ち着かず。。。収束が見えない状況なのかと。
一方で、3月中にソメイヨシノが満開になったとか。そういえば、ここ数日の暖かさも尋常ではなかったですから。暖かさに伴って、植物への水やりの頻度も多くなって。来週にかけては少し気温も平年並みに近づくようですが、いずれ、普通がよいですね。何事も。
さて、今回はその「水」関係の研究成果が、国際科学雑誌「Plant Biotechnology」に掲載されました(Windari et al. (2021) Two aquaporins, SIP1;1 and PIP1;2, mediate water transport for pollen hydration in the Arabidopsis pistil. Plant Biotechnol. 38: 77-87.)。Plant Biotechnologyは、freeでpdfをdownloadできますので、ご覧頂ければ、幸いです。なお、今回の研究は、三重大、名古屋大、東京大との共同研究であり、シロイヌナズナのアクアポリン遺伝子の変異体を用いて、花粉動態の変化を調べることで、受粉反応時の花粉吸水初期反応にアクアポリンが関与していることを示したものです。
わたなべしるす