東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成23年度活動ブログ

平成23年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

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2011.08.28

細胞塊の遺伝子発現 第2日@東北大学環境科学研究学科 珠玖仁准教授

第2日目は、

『スフェロイドからRNAを取り出し、DNAの逆転写』をしました。

今回は一般的とされているRT-PCR法で行いました。

 

<RT-PCRの原理>

逆転写酵素を使用してRNAを1本鎖cDNAに転写します。

その後、cDNA増幅のためDNAポリメラーゼを使用します。

RT-PCRには主に、

ワンステップ操作(逆転写と増幅が1つのチューブ内で連続的に行われる)、

またはツーステップ操作(逆転写と増幅が別々のチューブ内で行われる)の2つがあります。

 

今回の手順は、

 

 

 

001.JPG

 

①スピンダウン

②スピンカラムを用いたRNA抽出

③メンプレン上でのDNase処理

④RNAの溶出

⑤逆転写反応によるcDNA合成と、real-timePCR法による発現量の解析

を行います。

 

今回はかなりの時間がかかってしまいました。

慣れない作業のせいか、細胞を取り出すのだけで一苦労。

結局、全行程を行う事が出来ずにこの日は終わってしまいました。

先生、TAの方すみません。。

次回からはきちんと予習もして、せめてやらせていただいてる事位は

しっかり出来るようにしていきたいと思いました。

 

岩手県立一関第一高等学校

小野寺美咲

 

 

↓↓ここからは個人的な反省です↓↓

大学院の研究室は二回目と言えどもかなりの緊張・・・

長時間の作業に途中集中力が途切れてしまったことがありました。。

これは今後の課題です。

いくら理解するのが難しいとはいえ、

大学の先生や生徒の皆さんが分かりやすく

噛み砕いて説明をしてくれているのにも関わらず、

<科学を学びたい>と思って

自ら志願し東北大学におじゃましている私が

このような状態で受講していては駄目だと思いました。

 

TAの方や先生に失礼ですし、他の受講生にも失礼だと反省しました。

改めて自分の置かれている立場や状況、

沢山の周りの方々の支援を知る事が出来、

自分がいかに恵まれているかをとても感じることが出来ました。

次回は3週間後となってしまいますが、

心機一転頑張りたいと思います。

 

 

 

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