科学者の卵のみなさん、こんにちは。1月14日(土)に行われた養成講座の様子をレポートします。
今回は、今年度受講生81名、エクステンド生3名の方々が参加しました。
13:00からの養成講座 前半は「3次元球面とポアンカレ予想~世紀の難問に挑戦した数学者達~」」 講師は、理学研究科数学専攻・教授 西川 青季 先生です。
「ポアンカレ予想」とは、『ミレニアム懸賞問題』の一つで、100年もの間、誰にも解けなかった数学の難問を、2006年にロシアの数学者グレゴリ・ペレリマンが証明した問題です。
導入部分では、「同相」という考え方をご説明頂きました。
「大学の数学は、難しい計算をするよりも、発想の転換が重要で、頭の中でのイマジネーションを広げることが重要になってくる」という西川先生のお話が印象的でした。
この難問についての講義、みなさん、真剣な表情です。
レポートにも一生懸命に取り組んでいます。
この『ミレニアム懸賞問題』、ポアンカレ予想以外の6問は、未解決です。将来、みなさんの中からこの問題に取り組む人が出てくるかも・・・?! 後半は「大学院生との語らい」 今回は、生命科学系の学部生、大学院生に集まって頂き、大学生活や研究のことを色々お話して頂きました。
以上、第7回講座のレポートでした。
今回の講座は、連日の寒さのためか、体調不良で急きょ欠席された受講生もいたそうです。みなさん、体調管理を心がけましょう!
★お知らせ.
来月は、第9回講座(2月11日(土))、場所は片平キャンパスさくらホールです。
・【講義】身体を使って考える環境問題
(大学院教育学研究科 准教授 谷口 和也 先生)
・【講義】複雑な構造を持つ天然有機化合物の合成
(大学院理学研究科 准教授 佐藤 格 先生)
です。詳細は随時ブログ等でご連絡しますので、チェックしてください。
どうぞお楽しみに!
いわぶち