先日京都のほうで日本天文学会が主催するジュニアセッションに行ってきました。
まず感じたのは発表者、観覧者の意識の高さでした。もちろん寝ている人なんてほとんどいなくて、レベルの高い発表にも関わらず質問もたくさん出ていました。科学者の卵の講義でも思っていましたが、積極的に質問や意見を出す方が多いですよね。今回のセッションではタイからの参加者もいて、英語で質問する人も!やはり自分から参加するために書類を提出する位の人たちが集まっている訳ですから・・・同じ空間にいるだけで気が引き締まる思いでした。
私たちの研究内容は「ハッブルが解けなかった問題に挑戦」!内容はみなさん、一回聴いたと思うので省略させていただきますが、他のどの学校のセッション内容も一つひとつ工夫されていてとても興味がそそられるものでした。
全体を通して天文学のこと以外で勉強になったのはプレゼンの仕方です。
図を駆使していたり、わかりやすく表にまとめていたり、そういうものは科学者の卵でもみられたのですが、今回のセッションでは知識の全くないような人でもわかるように身の回りの出来事でたとえる工夫をしていたチームが多く見られました。ある程度自分たちの研究で通った道だったりすると分かるところもあったりするのですがレベルが高すぎて言っていることが全く分からない・・・そんなこともたくさんありました。ですがこの例えがあるといきなり分かったりして、驚くほど理解できて本当にびっくりしました。伝える力の大切さを改めて実感しました。自分だけ分かっていてもしょうがない、それをいかに分かりやすく相手に伝えるか・・・それを考えさせられました。
京都での4日間は沢山の物を学び、感じた本当にあっという間の4日間でした。
最後に京都の梅を。
もう日本にも春が訪れたのですね・・・・

岩手県立一関第一高等学校 小野寺美咲