こんにちは。昨年度の科学者の卵に参加していた新家杏奈です。
○サイエンス・インカレとは?
全国の大学生が自分の研究を発表し、プレゼン能力や研究の自主性、創造性等を競うものです。高体連の研究発表版のようなイメージだと思います。特に、このサイエンス・インカレでは研究の自主性を重視しているように感じられました。(詳しくは後ほど)
○どんなことをするの?
ポスター発表と口頭発表の二つの部があります。どちらの部も事前に書類審査があるそうです。私は高校推薦枠の様なもので、ポスター発表をさせていただきました。発表後は交流会があり、大学生や企業、文科省の方々と交流することができます。インカレで知り合った他大学の学生たちが共同研究をする、というようなこともあるそうです。
○感想
まず感じたのは、研究を自分で行うことの大切さです。先ほど研究の自主性が重視されていると言いましたが、ポスター発表の際や口頭発表の様子を見学した際に、自分の考えについての質問が多くみられました。研究の主体はあくまで自分!!(先生ではない)という姿勢は大切なんだと思いました。
また、関連していますが、自学の大切さも感じました。お話しした方の中で、高校生の時からロボットの研究をしてきた方がいました。独学で勉強してきたそうです。高校では受動的に勉強しがちですが、大学では自分から勉強しなきゃいけなくなるそうです。実際、受験の面接でも自学について聞かれました...。高校では既習範囲の研究をすることが多いと思いますが、興味があることは高校の範囲外であっても、ぜひぜひ積極的に勉強・研究してください!!
最後に、"出る杭"になろうということです。出る杭になりたくないのは日本人の国民性ですが、科学に関して言えば、他と同じことをしていては意味が無い! サイエンス・インカレでも出る杭になることを重視していて、derukui賞なんてものまでありました(笑) これから科学に携わっていく人には、失敗や周囲の目を恐れずに果敢に挑戦していく勇気が必要みたいです。
○サイエンス・インカレに参加するには?
高校で参加するには、私の場合ですが、SSH生徒研究発表会で口頭発表をしました。もっとも、高校生の招待は今年が初めての試みだそうで、来年は分かりませんが...。
大学で参加するには、書類審査に通る必要があります。詳しくは調べてみてください(笑)
高校生のうちに参加して、大学の雰囲気がなんとなく掴めた気がします。特に東北大学の先輩方に大学のお話を聞かせていただいたので、4月からの不安が軽減しました! また、自分の研究について議論している大学生の姿はとても楽しそうで、早く研究できるようになりたいなと思いました。
長文を読んでいただき、ありがとうございました!!
福島県立磐城高等学校 新家杏奈