東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成24年度活動ブログ

平成24年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

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2016.07.03

農学部と理学部生物学科のち・が・い☆

こんにちは(^^♪
ひよこの古井です。理学部生物学科の2年です。
前回の科学者の卵養成講座の時に、ひよこの須藤さんが「理学部生物学科と農学部の違い」に
ついて質問を受けたようですね。

そこで・・・理学部生物学科(以下:りなま)の私と同じくひよこで農学部の小松さんと2人でその質問にお答えしたいと思います。

古井:りなまは一言でいうと生物のもつ謎・現象を解明する学部です。
     農学部は一言でいうと何ですか?

小松人が食べる食品にまつわる研究をする学部ですね。
    具体的にはお米とか魚とか牛とか栄養学、食品化学(有機化学)とか。

古井:なるほど。りなまとは全く違いますね。
     りなまでは生物のもつ仕組み(例えば呼吸や光合成、発生)を詳しく学べます。
         生物と環境のつながりやどうやって生物が進化してきたかなどを学ぶ授業もあります。
    イメージ的には高校生物をもっと詳しく細かくです(*^_^*)
         写真は画質が悪くてみにくいかもしれませんが・・・教科書のクエン酸サイクルです。
    クエン酸サイクル一つ一つの反応を詳しく学びました。

   農学部ではどんなことが学べるんですか?


DSC_1046.JPG
    
小松:りなまはコースに分かれてないの?
   農学部は大きく4つのコースがあるよ。
   植物コースは米とか野菜について学びます。
   動物コースは牛・豚・羊を扱って学びます。
   海洋コースは魚・海藻を学びます。
   化学コースは栄養学や有機化学・植物細胞化学について学びますね。
   農学部は食べ物を扱うことが多いです。りなまはマウスやゼブラフィッシュ、
   シロイヌナズナとかモデル生物を扱うんだよね?

古井:りなまはコースには分かれてません。それに食品は扱わないです。
    そのかわりにモデル生物を扱いますね。
   イメージ的に農学部は農林水産業を豊かにするためのことを学ぶってことで合ってますか?

小松:そうそう!
    ちなみに私は植物コースです。今は畑で野菜も育ててます!
1467535265363.jpg

古井:野菜・・・収穫したら分けてください(笑)

小松:・・・・・(・_・;)

古井:私はどうやって受精卵から個体が発生するのか、植物の成長の仕組みや光合成の詳しい仕組  
    みが知りたくてりなまに進学しました。
    生物の仕組みや特性そのものに興味があったんです。
    小松さんはどうして農学部に進学したんですか?

小松:お米が好きでおいしいお米を作りたかったからですね。
    人の食べるもの、食糧生産に関心があったから農学部を選びました。

古井:最後に・・生物に関わる「なぜ?」「どうして?」を学びたい、
       解明したいならりなまがおすすめです。生物と環境の繋がりや生態系に
      ついても学べますよ。


小松農学部は人間の食生活に深くかかわることが学べます。
   農作業学部的なイメージがありますが・・・化学分野も盛んなので、 
   化学や生物が好きだけど何がしたいか分からない人は農学部も視野に入
   れてみてね!


農学部とりなまの違いは分かりましたか?
もっと知りたいことがあればまたいつでも質問してくださいね。
農学部とりなまにはそれぞれの良さがありますし、7月下旬にはオープンキャンパスもあるので実際の様子を見てみるのもいいですよ(*^-^*)


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