橘高校2年の横山史佳です。
今回は、7日目の元種づくりと、次回の実験計画について書きます。
<7日目 8月10日(月)> 天気 晴れ
気温 28.9℃
湿度 71%
時刻 8:23
<元種>材料:ビン③の酵母液 50cc
全粒粉 60g
水 50cc
酵母菌が順調に育っていて、アルコール発酵を行っているなら、4時間ほどで2~3倍に膨らむはずだったのですが、変化がありませんでした。酵母液を作る段階で、酵母菌が十分に増えることができなかったのだと考えられます。
そこで、失敗をもとに2回目の実験計画を立ててみます。
・失敗: カビを繁殖させてしまった。→ビンの熱湯消毒を徹底する。レーズンではなく生のブドウを使用する。
・レーズンとリンゴだけでなく、今回はブドウ、リンゴ、オレンジで酵母液を作り、どの果実が最も発酵が進むのか調べる。
・糖分の多少によって、発酵力に差が出るかどうかを調べる実験には、前回比較的順調に進んだリンゴを使う。
・夏よりも気温が低いので、管理に気を付けたり、時間を多めにかけて行う。
<酵母液が成功したら>・元種づくりをする。
<元種が完成したら> ・パンを作る。
・酵母の成長には、パンの生地の重さの2%くらいの塩分が必要なのだそうです。逆に多すぎても成長が阻害されてしまうそうです。そこで、塩をまったく入れないもの、適量入れたもの、大量に入れたものを作って、パンの完成度(ふくらみ具合)を比較してみようと考えています。
・酵母は糖を栄養として成長するので、砂糖を入れないもの、入れたものを作り、完成度(ふくらみ具合)を比較してみます。
・また、本に「酵母菌は生物ですから、パン生地を冷凍したり加熱したりすれば、死んでしまいます。」と書いてありました。しかし、伊藤先生に伺ったところ、それは違うということがわかりました。実際私も、冷凍のパン生地が売っているのを見たことがあります。自分でも確かめてみたいので、パン生地を冷凍させて普通のものと比較してみようと思います。加熱に関しては、酵母は40℃以上で死滅してしまうらしいので、パン生地を作るときに加える水の温度を、30℃と、50℃で変えて作ってみます。
・最後にドライイーストと、私が育てた酵母でどのくらいパンの完成度に差が出るのかも調べてみようと考えています。
今度こそ知りたいことを知ることができるように、成功させたいです。
投稿者:福島県立橘高等学校