皆様
こんにちは。科学者の卵養成講座事務局です。
カリフォルニア州 リバーサイド市での海外研修から早1ヵ月、参加した何名かの高校生、そして引率メンターさんも報告ブログを書いてくれていましたが、研修から少し時間が経った今、遅ればせながら皆さんのレポートを読んでの感想など交え、海外研修について報告します。
出発前の事前研修では再度1人づつ自己紹介をしてもらいました。既にこの研修まで全員が何度か顔を合わせているはずなのに、何故か皆物静か・・・その訳がこの自己紹介の中にありました。「人見知り」「皆さん、声をかけてください」と何名かの参加者から同じ言葉が発せられ、大きな衝撃を受けました。明日にはアメリカで一人でいろいろな課題をクリアしていかなくてはならないのに、なんという受け身な言葉!勿論その後、某卵事務局のおばさんから「喝」が入りました。 帰国後レポートに目を通すと、即座に自分の言った言葉を反省し前向きな目標へと転換していました。さすが卵受講生!
約10時間弱のフライトを経てリバーサイド到着後は、受け入れてくださるホストファミリーと初の対面。やはり挨拶はアメリカ式にハグで。 歓迎会では出迎えてくださった高校生やご家族の盛り上げと、事前にeメールで交流していたのでさほど緊張しているようには見えなかった高校生達ですが、レポートを見ると実は緊張していたようです。この日は翌日からの学校での活動に向け、あっという間にホスト宅へと消えていきました。皆大丈夫かなぁ。(心配は全く無用だったようですが)
翌日はSTEM高校で早朝から原色のドーナツと吹奏楽部の演奏での歓迎をうけました。因みにお勧めのドーナツを聞くと、中でも一番ド派手な物をお勧めされました。大人として責任をもって完食しました。今年も「科学者の卵」の高校生を心底歓迎してくれているのが初日から感じられました。この後の行程についてはメンターさんが詳しく載せてくださっているので省略させてもらいますが、日々のレポートをみるとアメリカの高校生と共同で行うエンジニアリングチャレンジ等の活動では「どうすれば自分の考えを英語で相手に伝えられるのか」、日本の高校生達が私達スタッフが想像していた以上に、精一杯自分で考え行動していたことも分かりました。 そして、姉妹都市であるリバーサイド市長の訪問の際には手を挙げて質問した生徒(勿論英語です!)UCRでの研修でも沢山の質問が飛び交っていました。 「人見知り」と言っていた高校生達が日々成長していくのを目の当たりにした瞬間です。
日本ではあまり馴染みのない昆虫学もUCRで研究をされている山中先生のお話に触発されてか「昆虫学に興味が湧いた」とレポートの中に書いている高校生もちらほら。将来留学したいという希望は常にこのUCRでの研修で一気に盛り上がります。研修では発展コース生による英語発表が2クラスに分かれ行われました。二人一組のチームと一人の発表者がそれぞれのクラスで発表しました。1クラスしか参加できませんでしたが、発表をした後、質問にも英語を駆使しながら答えている姿は堂々としたものでした。
学校での活動を終えたあとはホストファミリーと過ごす時間です。勿論その中で日常のアメリカの生活を体験しつつ、同年代の中高生たちの生活も見てきました。そして日本との違いを発見し、今回参加したほとんどの高校生がが言っていたことは「アメリカの高校生は勉強も遊びも一生懸命」 卵スタッフとしてこの海外研修に参加し、皆の表情が日々どんどん明るくなり、レポートには前向きなコメントが増えていったことが一番の収穫です。アメリカで感じた気持ちを今後も忘れないでください。
投稿者:事務局 |個別ページ