東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成27年度 活動ブログ

平成27年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.04.15

海外研修から

こんばんは。羽黒高校の菅原彩華です。記事にするのが遅くなりすみません。海外研修から早いもので一月が経とうとしています。私が海外研修の中で一番成長できたと感じたのはUCR(カリフォルニア州立大学リバーサイド校)に行った時です。その時に感じたことを中心に書いていきます。

グリフィス天文台

はじめにUCRで研究している方のお話を聞きました。それまでは昆虫に興味が全くなかったのですが、昆虫の世界を人間の世界に置き換えることができると聞いたときは面白く感じました。帰ってきてからは家に封印してあった昆虫図鑑を出して見たり、虫に関する研究の記事を読んだりしています。

UCRにて

次に実際に数種類の昆虫を触るということをしました。私は話として聞く分には問題ないのですが昆虫を見たり触ったりすることが苦手です。(登下校の時に田んぼ道を通るのですが、秋になると両サイドからバッタが飛んできて嫌になるほど。)そのため、触らないで見ているだけでも十分だと思っていました。しかし、その時「触れるチャンスは今しかないかもしれない、今触ってみよう」という感情が出てきました。隣で友達も楽しそうに虫を触っているのを見てどうしようか迷っていたのがなくなり、決心がつきました。私が触った虫はムカデのような虫でたくさんの足を持っていました。私の手の上を歩くと足の感触が手に伝わってきました。ムカデの足はロボットのように機械的な動きをしていて(虫が苦手な人には申し訳ないのですが)可愛らしく感じました。つい数分前まで絶対に触れないと思っていた自分がムカデを可愛らしく感じていることに驚きました。虫に対する恐怖が減り、考え方が変わりました。これは私にとって大きな成長であり、私自身虫が触れるようになったので嬉しく感じています。

ムカデ

そして午後は様々な分野のブースで科学を感じるということをしました。その中の一つである宇宙のブースでは嗅覚、味覚、視覚、聴覚、触覚の五感全てを使うもので引き込まれました。私は自分の英語に自信がなく、質問があっても英語で言うのでためらってしまっていました。一緒に回ったメンターさんの「今聞かないでいつ聞くの?頑張って聞いてみて。」という言葉に押されて最初のブースではなかなかできなかった質問もブースをまわるごとにできるようになりました。最後のブースでは自分の力で質問し解答を理解することが出来ました。これも私にとっては大きな一歩です。UCRでは今しようかどうしようか迷っていた心を決心させてくれる場面が多かったです。

ホストファミリーと

ホームステイでは文化の違いを改めて感じることができました。夕食前にホストマザーと仲の良い友達とお茶会をしたり、私たちを受け入れてくれた家々が集まってレストランに行ったり、ボウリングに行ったり日本よりも横のつながりが強く、友達も家族のように付き合っていると感じました。また、食事をとる時間が曖昧で、三時頃にハンバーガーを食べに行ったり、おやつにピザが出てきたりしたときは驚きました。今までアメリカに二回ホームステイしたことがあるのですがこのようなことはありませんでした。少し場所が違うだけで人付き合いや生活習慣まで違うというのはおもしろいと思いました。

カップケーキ

私はこの研修でひとつの殻を破れたように感じます。触れなかった虫やヘビを触ったり、英語で質問したり、友達と情報を交換したり今までできなかったことがたくさんできるようになりました。終わってから一月経つ今でもためらいを感じることなく行動できます。また決心するのが早くなったようにも感じます。大きく成長できたので海外研修に行って良かったです。これからも向上心を忘れずに活動していきたいと思います。少し内容が偏ってしまったのでその他の活動を知りたい方ほかの記事をご覧下さい。ここまで読んでいただきありがとうございます。

グリフィス天文台

最後になりますが、わからないところを教え合い、気軽に話せるようになった仲間たち、様々な面で相談役となってくださったメンターさん、そしてこの研修をサポートしてくださった安藤先生や大友さんをはじめとする多くの方々に感謝申し上げます。


景色

投稿者:羽黒高等学校

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