東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成27年度 活動ブログ

平成27年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2015.12.21

科学者の卵 第6回講義を受けて

こんばんは。宮城県仙台第三高等学校2年鈴木 智寛です。今回の科学者の卵もとても面白く、充実していて、多くのことを学ぶことが出来ました。

 まず、毎回午前中に行っている英語交流サロン。今回は特別バージョンで留学生の方1人と高校生2,3人のグループを作り、減災アクションカードゲームをしました。自分の班はバングラディシュ出身の留学生と高校生3人でした。自分も、英語サロンを重ねていく中で、英語で会話するということに、抵抗もかなり少なくなり、すごく積極的に話しあい、質問することができました。人によって、考え方が違うので、ゲームの中で新しい発見もあり、とても楽しかったです。班のみんなも積極的に意見交流に臨んでいたので、雰囲気もよく、楽しくゲームが進みました。次やる時は、もっと大人数で意見交流を更に活発にして、やってみたいと思いました。

第六回 英語サロン

(この写真は、英語交流サロンの僕の班の写真で、許可を取ったうえで掲載しています。一番手前の右が自分で、その左に写っているのが、バングラディシュ出身の留学生の方です。左の2人は僕と同じ高校生です。)

 堀井先生による講義「がんを知り、診断し、治療する」。がん、という言葉を聞くと、それだけで、治らない病、とイコールで結んでいた僕には、とても刺激的な講義でした。がんにも良性のがんと、悪性のがんがあることは知っていましたが、自分の考えていた以上にがんにも種類が存在し、がんそれぞれによって、違った治療法もあることを知りました。統計的に見ると、人口の5割は一生の中でがんにかかる可能性があるようなので、決して他人事ではなく、自分のこととして、気をつけなければなりません。たばこを吸わない、酒を飲みすぎない、塩分をとりすぎないなど、普段から出来る対策もあるのです。そして何より、がんに対して、正しい知識を持っていることが、一番大事だと、僕は思いました。

 久利先生による講義「防災情報の活用に向けて」。自分は地学(その中でも地震研究)に興味があるので、この講義をとても楽しみにしていました。講義の中で一番印象に残ったことは「イタリア、ラクイアでの地震裁判」の話です。研究で得た内容を、どのように世の中へ発信するのか。世の中への情報の発信の仕方を間違えてしまうと、地震が起きた時の避難が遅れたりすることにつながり、大きな損害をもたらした事例があったことも知り、科学者の持つ情報の責任や重大さについても深く、考えさせられました。とくに、地震予知などの研究をしている科学者達は、研究だけでなく、情報発信についても、考えておく必要があることに気がつきました。そして、様々な地震、火山の噴火の過去の事例を聞き、改めて地震、噴火の恐ろしさ、予知の難しさ、そして、情報発信の難しさも知り、研究者になるなら、もっと視野を広げて、色々なことを考えて、行動していかなければいけないのだと、強く感じました。

 最後の時間には、科学者の卵のOB、OGの方々、東北大学の学生、院生の方々から、大学生活の様子や、どんな研究をしているのか、大学受験の勉強法なども教えてもらって、とても楽しく、大学への具体的なイメージも膨らみました。自分から動かないと何も始まらないのが大学生。やりたいことを、とことん学べる。前よりもっと大学が楽しみになりました。また次回の科学者の卵も楽しみです。

投稿者:宮城県仙台第三高等学校

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