決して「AI」と「愛」の言葉遊びに興じたわけではありません。紹介が遅れました。AIを愛し、(AIに愛された男)、群馬県立前橋高校の東桔也です。私は高校1年生の時からAI、すなわち人工知能に興味を持ち始めました(いや、ホントですよ)。今日は第2回科学者の卵養成講座ということで、「AIとIoTが拓く未来の暮らし-情報化社会の光と影」に参加させていただきました。
それでは、4つの講演を振り返っていきたいと思います。
1つ目の講演は、「深層学習とその意味するもの」でした。驚いたことに、一般人やマスコミが騒いでいるAIは「ポエムなAI」と呼ばれ、学術的なAIとは分けて議論するべきなのだそうです。AIによる侵略をテーマにした本をたくさん読んだせいか、ターミネーターを想像してしまっていた自分が恥ずかしくなりました。鉄腕アトムへの道はまだまだ遠いのかもしれません...。
2つ目の講演は、「AIから量子コンピュータまで-先進技術による社会の変革」でした。例としてクイズAIのWatsonが挙げられました。Watsonは人間に勝利した後に事業化され、医学分野において患者の命を救ったそうです。私はゲームAIに興味があるので、
「既に人間に勝利したアルファ碁(囲碁)やポナンザ(将棋)も事業化されてさまざまな分野に応用されるでしょうか?」
という質問をしました。先生のご意見は
「それらのAIは技術の限界に挑戦するものであり、事業化を目標としていない。」
とのことでした。限界への挑戦。いい響きです。ますます、興味が湧いてきました!
3つ目の講演は、「AI/IoT時代の学校教育のあり方」でした。私の高校でも、授業のデジタル化が進んでいて、すごく身近な話題に感じられました。生徒にとって有益な授業になるように文系的な立場から学校教育を考える教育工学も面白そうだと思いました。
4つ目の講演は、「東北メディカル・メガバンク計画の目標と進捗状況-世界最先端のバイオバンクの構築を目指して」でした。多分、今までに受けたことのある講演の中で最もタイトルが長いです。はい。
最後に、総合討論で分かったことがあります。AIにはAIにしか出来ないこと、人間には人間にしか出来ないことがあります。いかにAIの可能性を知って活用できるかが将来、私たち人類にとってのカギになるのではないでしょうか?やはり大事なのは愛ですね、愛(AI)。
投稿者:群馬県立前橋高等学校