岩手県立花巻北高等学校1年の佐久間結菜(さくまゆうな)です。第6回科学者の卵に参加しました。
今回は、サイエンスカフェと講義、ひよこさんたちとの交流会でした。
サイエンスカフェでは、今まで交流がなかった方々と新しくふれあうことができる良い機会となりました。「科学・社会・生命倫理」と題した、長神先生のご講演で、各テーブルの4人ずつでディベートを行いました。今から10-20年後に実現されて欲しい、されそうな技術をそれぞれが考え、突き合わせることで、自分には全く無い発想が得られたり、自分のアイディアの出なさがショックだったりしました。また、みんなが考えたアイディアの悪用の仕方を考えることで、技術が進歩することで出来るようになってしまう悪事は多様だということが分かり、何事にもメリットの裏はデメリットがついてくることを実感させられました。その中で、重要なことは、
・「普通の感覚」を忘れないこと
・違う世界と繋がり続けること
だと聴きました。確かに、研究者になると、自分の研究を深めるために、一般のいわゆる普通の人と言われる人の価値観がわからなくなってくるのはその通りだなと思いました。また、違う世界と繋がり続けることは、今の自分が置かれている状況でも必要なことで、一つ調べるときに一つのアプローチだけでなく、一見全く関係のない分野の情報だったとしてもその情報を得ることによって見る世界が変わることに繋がります。今後の大学研究や探求活動でも意識していきたいです。
一緒のグループになって頂いた皆さん、ありがとうございました。
午後は、「『教授の進路選択アドバイス』--人生を戦略的に考える--」と題した渡辺先生の講義でした。私は、進路選択がもう決まっていたので、どんなお話が聴けるのかと気になっていましたが、私が思っていたのとは少し違ったキャリア教育だったので、新しい収穫になったと思います。自分はスーパーサイヤ人だっ!といつまでも思っていて、なんでもできるのだ!と考えていてはダメだという先生の言葉が印象に残りました。確かに、自分の器を知れば、できる事とできない事がはっきりし、やらなければいけないことが明確になると思いました。また、数学のワークの話で、普段からいかに自分が自分で考えていないかを痛感しました。これは、科学者の卵に参加していても思うことで、自分で解法=プロセスを考えていなければ、新しいアイディアも質問も生まれてこないのです。さらに、論理的文章を書く力がいかに大切かを知ることもできました。今日は、「明日がポッキーの日である」ということを例に、1111の数字からポッキー以外に何を思い浮かべるか、という質問から、ポッキーとそれを論理的に結びつけて説明していました。日々、400字程度の文を「論理的に」書く習慣をつけることが、論文などの文章力に繋がると聴いて、科学者の卵のレポートをもっと頑張らねばと思いました。
最後に、ひよこさんたちとの交流会で、3つの学部、研究科の先輩にお話を聴きました。私は、医学部、生命科学研究科、農学部の3つに行きました。各学部の特徴や、受験について、また、勉強方法などなど、歳が近い人たちの話を聴く良い機会でした。得たことは沢山あったのですが、特に印象に残ったのは、どの学部でもやはり「英語」が大切!ということです。論文を読むにも発表するにも英語は必須だと言っていたので、今日聴いた勉強法をもとにこれから頑張りたいと思いました。
今回も充実した時間をありがとうございました。次回は、雪が降るでしょうか?きっと岩手は降っていると思います。寒さに負けずに次回も頑張りましょう!
投稿者:岩手県立花巻北高等学校