福島県立福島高等学校2年の渡邉瑛士です。
今回の第6回講座は科学・社会・生命倫理、進路選択アドバイス、OBOG交流会といったいずれも将来を見据えた講座であり、近いところでは高校卒業後について、広い目で見て10年後、20年後についてを深く考える大変良い機会であったと感じます。
今回のブログでも、それぞれの講座の中で感じたことを綴っていきたいと思います。
はじめに、長神風二先生による「科学・社会・生命倫理」では、卵同士意見を交換しながら先生のお話を拝聴するという形式のものであり、班員が感じたことを共有し、ディスカッションをする事で互いの考えを深めることが出来ました。この中で感じたことは、最新の便利な科学技術の裏には、その数だけ、もしくはその数以上に悪用の手段があるという難しさです。悪用の手段に対する対策が十分に考えられた上でやっと最新の科学技術が一般に実用化されるのだと考えると、10年後、20年後ではまだ今の世の中とあまり変わりはないのではないかとも思ってしまいました。
次に、渡辺正夫先生によるご講義「教授の進路選択アドバイス」では、正夫先生の経歴を振り返りながらのご講義であり、先生の学生時代の過ごされ方に今の私との共通点を見出しつつ楽しみながら、かつ真剣に講義に臨むことが出来ました。その中でも印象に残った先生のお言葉があります。それは、
「相性が悪い人と自分がまさにやりたいことをやるか、相性が良い人と自分がやりたいことに近いけど少し違っていることをやるか」
というものです。私はこれを聞いた時、確かに進路決定において最大の分岐点であると感じました。私は、何を成し遂げるにも個人の力では限界があり、人との支え合いは必要不可欠であると考えるため後者を選びますが、非常に迷える重要な分岐であると感じました。
最後に、OBOG交流会では大学で行なわれている研究について、さまざまな学部の先輩のもとでお話を伺いました。自分が志望している学部はもちろん、今まであまり意識していなかった学部で行われている研究についてのお話を伺う中で、東北大学という素晴らしい研究環境の中で日々研究に取り組まれている先輩は非常に魅力的で羨ましく感じ、私自身同じ環境で研究をしたいという気持ちがより高まりました。同時に今回の交流会は私自身のモチベーションの向上にも繋がったと強く感じます。
第6回講座も、より一層の自分の成長を感じる非常に充実したものとなりました。
年内最後の第7回講座も今からとても楽しみです。
投稿者:福島県立福島高等学校