福島県立福島高等学校第2学年、安斎公記(あんざい・まさき)です。長らくお待たせ致しました、半年前(2018/08/05)に行われた第3回「探求型『科学者の卵養成講座』」のご報告をさせていただきます。
今回は、東北大学が主催する「日英ヤングサイエンスワークショップ」(Japan-UK Young Science Workshop)の発表会を聴講させて頂きました。英語の能力に乏しい私で恐縮ではありますが、聴き取って学んだことをお伝え出来たらと思います。
今回も記事が長くなり、読みづらくなることを防ぐため、記事を分割させて頂きます。この記事は一番最初のものです。
全体を通して、学校で習った英語すら使いこなせない自分に愕然としました。テストでは悪い点数は取っていませんし(だからといって頗る高い成績を収めているわけではなく、模試の結果も擢んでて高いわけではありませんが)、「英語教育は実践的でない」という論を推している訳でもありません。それなのに、まず聞き取れない。書いてある言葉も分からない。周りは当然のように進みます。英語のまま。非常に悔しい。
何とか、全てのグループの論旨は掴むことができました。しかし、質問などできるはずがありません。気になった事柄が無いわけではありません。それを英訳するのに時間が掛かり、文法上正しいかどうか確認するのに時間が掛かり(文法が間違っていないかと不安である)、噛まないで言えるよう脳内で復唱するのに時間が掛かり、気付いたら質疑応答の時間などとうに終わっているのです。質問したいこと、気になったこと、自分の提案、全て言うことができませんでした。英語でのコミュニケーションに不安があるばかりに。とても悔やまれます...。
以下、各グループの発表について、短くなってしまい恐縮ですが報告させて頂きます。なお、発表者、指導者名は割愛致します。また、発表内容について、和訳されているものはそちらを反映し、和訳されていないものはこちらで和訳させて頂きました。発表者の意図と異なる、もしくは誤っている解釈をしていた際は申し訳ございません。
1.プロジェクト①「細胞生存率の可視化」 "Visualization of Cellular Viability"
本ワークショップのトップバッターは、細胞と基板の相互作用について調べたプロジェクトの発表でした。異なる4種の素材、そして2次元と3次元という異なる次元での実験から、細胞の繁殖の有無を観察し、そこから細胞や基板における研究の前進や動物実験の減少を目指すものでした。
次元を変えての実験というのは日本語で聞いても私には衝撃があり、実際聞いていてもその部分は際立って気になるものでした。また、癌細胞への応用も期待できるそうなので、人々の需要に応える研究であると感じました。
次回に続きます。引き続きご覧ください!
安斎 公記
投稿者:福島県立福島高等学校