岩手県立花巻北高等学校1年の佐久間結菜です。科学者の卵養成講座の最終回に参加してきました。今日は、発展コースや研究推進コースの人達の研究発表会でした。
私は、幸運にも発展コースに選んでいただいたことで、同じ研究チームの3人と共に発表を行いました。
初めに、3分間の口頭発表が行われました。ここでは、後のポスター発表に皆さんがきてくれるような発表をしました。他のチームの発表を見て、いくら内容が優れていたとしても、話し方やスライドの作り方によって、聴衆をひきつけられる度合いが全然違うのだなと強く感じました。やはり、プレゼンは話し手で決まるということがわかったので、これからの発表の機会には、いかに聞き手をひきつけられるかを意識して、今日学んだことを活かせるようにしたいです。また、英語での発表の班もあり、とても流暢な話し方であったのが印象的でした。私達は今回は日本語での発表だったので、今後機会があれば英語発表にも挑戦してみたいです。
後半は、カタールサイエンスキャンパスホールにて、研究推進チームの研究も含めたポスター発表をしました。私たちは前半戦でした。ここで学んだことは、研究内容を知らない人の立場になって説明をする重要性です。研究をしている自分たちはそれなりの時間をかけているから理解が深まっているのは当然のことだけれど、初めて見る人にとってはわからないことの方が多いと思います。初めは自分もそうだったので。だからこそ、そういう人の立場にたって、わかりやすい説明をすることが大切だと思いました。他のチームの発表は時間が無くてあまり見られなかったけれど、全体として、その研究の目的やその技術が何に使われるのかがはっきりしているものが、理解がしやすいのだということに気づきました。私たちの発表では、テーマの一部だけの研究であり、それを明示していなかったために、いまいち何を目的にして行った研究なのかを理解してもらえなかったのかもしれません。ここでも、聞き手の立場にたつことが大切だと痛感しました。
今思えば、私は初回のレポートで、自分の受講生生活のプランをたてた際、「3月の予定。発表会を聴いて、自分が吸収できることをたくさん吸収する。」と書いていました。それが、今では研究をさせてもらえる側になるなんて思ってもみなかったので、今日こうして発表ができた自分に驚くとともに、関係者の方々には本当に感謝しきれません。ありがとうございました。
長いようで短かったこの8ヶ月間。少しずつではありましたが、それでも確実に成長できた高校1年生の生活でした。ここまで私を導いてくれたこのプログラムに本当に感謝しています。ありがとうございました。また、これまでに出会った卵の仲間の皆さん。素敵な出会いをありがとうございました。またどこかでお会いできれば嬉しいです。その時はぜひよろしくお願いします。
本当にありがとうございました。
投稿者:岩手県立花巻北高等学校