東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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令和元年度 活動ブログ

令和元年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2019.07.01

第一回 講義を終えて

 こんにちは。青森県立青森東高等学校1年澤田瑚倖(さわだ こゆき)です。考えをまとめたり、文章を考えたりしていて投稿が遅くなってしまいました。すみません。

 今回の講義は「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」というテーマでした。自家不和合性とはめしべが自分の花粉と他の花粉とを識別し、自分以外の花粉とだけ受粉を行う仕組みのことです。元々植物には自殖性植物と他殖性植物という受粉システムの異なる植物種が存在しています。他殖性植物は近親交配を防ぎ、その種の遺伝的多様性を維持し続けることが出来る仕組みなのです。今ではこの性質を使って品種改良が行われています。この方法を一代雑種育種といい、栽培上有利な形質を持つこと、雑種強勢により優秀な子孫を残せることが出来ることを考慮して用いられています。しかし、名前で分かるように、優秀な品種が出来るのは一代のみで、次からの世代はうまくいくもの、うまくいかないものでばらつきが出てしまうそうです。植物の中で、自家不和合性から自家和合性(自分の花粉で受粉するもの)に変化していくことがあります。トマトの野生種は自家不和合性の植物でしたが、人により選抜されたり品種改良されていく中で自家和合性になっていきました。このように人の手が加えられることが進化につながることがあります。

 私はこの講義を聴いて、植物の優秀さを改めて知りました。自然への適応能力、虫のような他の生物との協力は人間のような動物にはかなわないと思います。植物はそのような自然全体との協力、自らが生き抜く為の知恵があったからこそ、多くの受粉方法、仕組みを持つことが出来たのだと思います。私たちはこの植物が兼ね備えた力を活用し、より多くの植物が生き残れるように仕組みの解明、環境の整備をしていき、自分たちの生活にどのように生かしていけるかを考えていくことが大切だと思います。私は、身の回りの植物がどんな工夫をして自分たちが生き残れるようにしているのかをもっと詳しく知りたいと感じたので、自家不和合性を使った品種改良ではどのような植物が品種改良されているのか、身の回りにある自家不和合性を探してみたいと思います。

 今回の講義は初めての講義で、講義の内容を理解できるかが不安だったので渡辺正夫教授の研究室のホームページを見てから講義に臨みましたが、予習をしてから講義を聴くと、理解が深まったり、理解が深まることでさらに調べてみたいと思ったりいいことがたくさんありました。心から講義を楽しみ、理解し、充実したものにするためにこれからも色々な教授の研究内容を知りたいと思いました。これからの講義で自分の将来へのよい影響となるように努力していきたいと思います。

投稿者:青森県立青森東高等学校

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