皆さんこんにちは。家にいる日が多く、体脂肪率の上昇と体力の低下が恐ろしい穂積尚子です。今回は今の私の所感を述べて、まとめとします。というのも、先日、発展コースの提出物が完了したのです。これをもって一旦は終了...早速たまごロス来てます。微分投げ出してこれ書いてるあたり、かなり休校にも参ってます。
さて、私のこの一年は科学者の卵を中心に回っていました。来年からは、学校の課題研究と、勉強になるのでしょう。このプログラムに参加したことで、進路に対する視野が広がったのは言うまでもありません。去年の四月、運動部を電撃退部し、あの凝り固まった考えのまま突き進んでいたらと思うとぞっとします...。今なら分かります。高校生活は大学へのつなぎなどではない!楽しいことも、ワクワクすることもたくさんある。高校生活での出会いは、卵での出会いはとりわけ一期一会です。英語交流サロンで出会った留学生の方々(そして食堂で突入してしまったフランスからの留学生のお二人)、サロンで同じグループになった受講生の皆さん、そして、発展コースの先生とTAの方々。メールで提出物を提出するたびに、発表会がなくなってしまったことを慮って励ましの言葉をくださった事務局の下山さんをはじめとする事務局の皆さん。感謝でいっぱいです。このプログラムを勧めてくれた母にも...!
発展コースのこと、あまり触れていませんでしたが...星野さんが細胞培養について触れていたので、私もちょこっとだけ、発展コースについて話します。というよりは、私の手技がいかにおぼつかなかったか...ですが...。ピペットを使って、シャーレの溶液を吸い上げて、吐き出して、というのは正に私が思い描いていた「研究」というものでした。ただ、研究、とはそういうものだろうと私が思っていた以上に失敗が続きました。なんでここだけこんなに色が違うんだ!なんでここもバンドが出てるんだ!なんでこの細胞...いや、生きているんだよね君もね...見えてはいけないものが私にだけ見えているのかな...いやTAの方の目にもばっちり見えている。二人とも心がきれいってことなのかな...と、現実逃避したいくらい何回も何回も失敗しました。やり直しました。レポートをまとめているときも、科学的な書き方が分からなくて、初歩の初歩から聞いたり、直していただいたりしました。お忙しい中、ありがたいと同時に無力感を味わいました。きっとこれも経験です。親が持っている薬学の本をひっくり返して、何か関連していることがないかなと探したりもしました。何が書いてあるのかあまりわかりませんでしたが...。
研究とは、そういうものなのだ、とは胸を張って言うことはできません。結論がある程度見えている研究もあるでしょう。ですが、高校生のうちに、分からないことに向かう研究に関われて良かったと思います。この経験はそう簡単にできるものではありません。だけど、科学者の卵のように、科学と関わるプロジェクトに、もっともっと多くの人が参加してくれたら、と思います。これから何年か経ったら、進路を達成し、目標に向かって努力し続ける大学生となり、たまごではなくひよことして戻ってくることでしょう。その日まで、道のりは平坦ではないに決まっています。けれどこの一年間で得たたくさんの経験があれば、乗り越えられる。私のゴールはどこにあるのか、まだはっきりとは決まっていませんが、いくつになっても、探究し続ける人間でありたい。学びを忘れない人間でいたいと思います。
このブログ、ありがたいことに思いのほか多くの人々が読んでくださっていました。拙い文章にマシンガンのように色々書きなぐっていましたが(おかげでタイピングが上達しました。)最後まで読んでくださってありがとうございました。
I'll be back.
投稿者:宮城県仙台二華高等学校