地下鉄の駅を抜け、蝉たちの合唱が響き渡っている、講義場所に続く緑が生い茂った並木道を歩きながら、「夏だなぁ」と改めて実感しました。
東北大学の青葉山東キャンパス、8月も自然がたくさんあふれていました!講義の帰り道、黒い大きな蝶や、蝉の幼虫がコンクリートの上を歩いている(羽化するために地面の穴から出てきて木に登ろうとしたのでしょうか)のを見つけました。とても可愛いかったです。途中、道の真ん中にあるポールにぶつかりそうになったほど注意深く周りを見て歩きました。→周りの自然に気をつけるだけでなく自分の身も気をつけなければならない!!
身近な疑問や自然を見つける目、少し成長したなと実感しました。
科学者の卵第3回講義は
❶サイエンスチャレンジ
❷「量子アニーリングと未来の情報科学」
講師 大関 真之先生
❸「DNAと遺伝子組換え植物」
講師 伊藤 幸博先生
でした!
※長くなりそうなのでいくつかに分けて掲載していきたいと思います。すみません。
❶サイエンスチャレンジ
午前中はサイエンスチャレンジを行いました。これは決められた時間内に与えられた材料(モール30本と割り箸2膳)を用いて4つのピンポン玉をより高い位置に置くというものでした。
このサイエンスチャレンジからただ構造物がどれ程高いということを競うことだけはなく、チームのみんなと協力して何度も試行錯誤を繰り返す過程こそが重要だと思いました。
(後述の▶︎過程の試行錯誤からもわかるように)
また、1つの方法にとらわれず、複数の方法を考慮することや、臨機応変に対応することが大切だとした。
このことは研究員と協力し、1つの物事に対して様々なプローチを見出し、その場の状況や結果に応じて沢山の選択肢の中から、より最適な方法を選ぶという科学者として研究を行う上でも最も欠かせない姿勢をサイエンスチャレンジは暗示しているのではないかと自分なりに考えました。
科学者として研究を行う上で欠かせない
▶︎過程
最初、箸を3本それぞれ斜めに立て、モールで中央をくくりつけ、中央より上の部分にできた空間にボールを置くという作戦で出ました。しかし、バランスが悪い上にボールを乗せ切ることができず、記録は17.6cmと他のチームより比べ物にならないほど低かったです。
次の作戦は上のボールを置く部分を補強し、大きくすることでボールを4つ置くことができるのではないかと考えました。しかし、ボールを置く部分が重く、崩れてしまいました。
その後、土台を一旦分解してみれば良いのではないかという考えにたどり着きました。せっかく苦労して組み立てた土台をまた一から作り直すことに戸惑いましたが、思い切って土台を分解しました。一か八かの勝負!!どうか上手くいってほしい!心の中でそう願うのみでした。そして一つの割り箸を3本に切り組み立て土台にし、残りの割り箸を土台に1本ずつ繋げると、、うまくボールがのり、安定した構造物を作ることができました。17cmだったのが一気に53cmにまで伸ばすことができました。最後の測定に向け、微調整を行ったところ59.7cmになって勝できた時の喜びは今でも忘れられません!
長くなってしまったのでもう一方の記事の方に
❷「量子アニーリングと未来の情報科学」
講師 大関 真之先生
❸「DNAと遺伝子組換え植物」
講師 伊藤 幸博先生
を記載したいと思います!
投稿者:岩手県立花巻北高等学校