こんにちは、叶内愛莉です。最近は登校中、ギンゴケにとまっている朝露に目を奪われてしばしば立ち尽くしています。ギンゴケの配偶体(緑色のフワフワしている部分)の先端は、葉緑体が少ないので白っぽく見えるのです!『ギンゴケ』の名前の由来にもなっているそうで...輝かしい朝露と銀白色が重なり、うっとりしますね。いつもより少し早く家を出発して、小さな世界観を感じてみてはいかがでしょうか?
さて、3回目の講義は大関先生の「量子アニーリングと未来の情報科学」でした。私が特にお伝えしたいことは、「何かをつくりだすこと」には自分のそれまで知らない一面だったり、高揚感を見出すことができる、ということです。この『何か』は必ずしも奇抜なアイデアや未踏分野を見つけるとかいうものではないです。世間から「新しい(考え)だね!!」なんて言われるものの多くは、既成の何かに対して「なぜこのような形なの?」「ナニコレ??」という5歳児くらいの視点を突き詰めていった結果、わかりやすい形でそれが一般の人から理解されるもののように思います。今回出された、『最適化したいものについて数式を作る」という課題に対して、私は味噌汁のダシの使う食材と使う味噌の組み合わせをテーマにしました。アナタそれは人の役に立つのか?と言われれば、私はいいえと答えます。しかし!少なくとも私と私の家族をほっこりした気持ちにします、この組み合わせ最適化で、ちょっとでも幸せを感じてもらえます、と自信を持って答えます。人間だけでなく、自然や社会全体にとっての幸せは、私が科学に向き合う上で大切にしたい要素だなと思いました。そして、本題に戻りますが、数式をやっと完成させたときの心がアツくなる感覚は感動ものです、ホントに。どんな些細なものでも、これが他ならぬ「私」がつくり出したもの、というだけで思い入れが違うように感じれらます。以前までは「〇〇を求めよ」のようないわば出題者にに対する寄生植物的生き方をしてきた私ですが、科学者の卵の講座のレポートは自分で課題設定をするものがほとんどなゆえ、少しずつ半寄生植物→宿主植物にたよらない植物...に近づいてきているような気がします!
次に堀井先生の「がん制御へ向けてのChallenge〜分子病理学からのアプローチ〜」です。講義内容を踏まえて私は「発がん性物質を含む食材」に焦点を当てて調べたところ、かなりの衝撃を受けました...(どんな衝撃かは書くと長くなってしまうので省きます)それからというもの、私は日々の食事について敏感になったと思います。気付いたら30分ぐらい、家にある様々の食品の栄養成分表示を見ています。もともと字を見るのは好きな方なのですが、ここまで栄養成分表示を見続けていると感無量の域に達します。(笑)そして今の自分にできるがん制御として、私は食事の改善だという結論に達しました。これはがんの一次予防に当たるもので、手軽に実践できるものです。でも毎度意識してないと意外と難しいですよね...だからこそ、私はまずがんと食事について正しい情報を得て適切な食事の選択ができるようになろうと決意しました。これは宣言であります!皆さんも、「何の食材を選択するのがベターなのか」を知るだけでも日々の意識が随分変わると思います
もう早いもので3回分の講義が終了しました。思えば第一回から、講義の分野を「楽しむ」ことを意識して取り組もうと思ってきましたが、最近は意識せずとも高揚感を感じながら「科学」を身の回りの事象にまで拡張できるようになっている気がします。これが「気がする」ではなくて確信に変わるとき、卵の殻が破れるのかな、なんて思いながらこのブログを書いています。 ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!
投稿者:山形県立山形東高等学校