皆さんこんにちは、五所川原高校2年小野未来です。大分寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。さて、第3回講義から一週間経ってしまいましたが、この場を借りてブログを書かせて頂きます。今回は出来る限り自分の言いたいことの要点をまとめて書くようにしたいと思います。
今回は「量子アニーリングと未来の情報科学」、「21世紀のがん医療〜Precision Medicineと遺伝子医療〜」の2つの講義、「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」のミニ講義がありました。順に書かせて頂きます。
まず、「量子アニーリングと未来の情報科学」では率直にいうと『本当に近未来の講義を受けているみたいだ』と思いました。講義の形式から違ったのですが、特に画面上に同じ受講生やメンターの思っていることがチャットのようにどんどん流れてくるので、講義を受けながら話し合っているような感覚に陥り1人で受講している感じが薄れました。新型コロナウイルス感染症が拡大したためにオンラインでの開催となっている科学者の卵養成講座ですが、対面でなくオンラインでしか出来ないことを体験できたので、このご時世をピンチではなくチャンスとして捉えるということを体験できた貴重な時間でした。単に私が新しいもの好きなのもあるのかもしれませんが、是非学校の授業にも取り入れてもらいたいです。話が少しずれましたので、戻します。現代を支える社会基盤には物流や製造、農業、防災などがありますが、その基盤全てを支えるのが「組み合わせ最適化問題」です。そして、組み合わせ最適化問題は全て二次関数で書くことが出来るそうです。つまり、世の中のことを全て二次関数で表すことが出来るのです。もうここまででとんでもないことを知った気分になりませんか?そして、その二次関数の計算を人間・コンピュータの代わりに量子アニーリングに任せることが出来るらしいのです。『すごい』、『かっこいい』と思いませんか?私はこのことを聞いた時圧倒されました。しかし、実際に自分で最適化してみたいことの数式を作ろうと思い考えてみたのですが、全然うまく書くことが出来ませんでした。やはり、私は応用力が足りないなと痛感しました。
次に「21世紀のがん医療〜Precision Medicineと遺伝子医療」では、がんのでき方や治療法などを教えて頂きました。がんは現在2人に1人は発病すると言われている病気であり様々な方々が研究されているそうです。私が特に驚いたのはがんの治療法が変わっているということです。がんの主な治療法に抗がん剤を使う方法があり、従来の抗がん剤は増殖の速い細胞を非特異的に殺す薬だったのですが、現在、がん細胞の遺伝子変異により生じたタンパクなどを標的にする分子標的薬による治療が開発されているそうです。分子標的薬はがんの種類によらず変異遺伝子に応じた治療をすることが出来るので、従来の抗がん剤のような髪が抜けるなどの副作用が現れないらしいのです。私はもう『すごい』の一言に尽きました。また、がんに限らず全ての病気は一次予防・二次予防が極めて重要であるとおっしゃっていたので、多くの人にがん検診に行って欲しいと思いました。がんゲノム医療というがん遺伝子パネル検査をした後にゲノム情報に基づく薬物療法も考えられているそうなので、個人情報の保護方法なども大切になってきてある意味では大変な時代に突入したのだなと思いました。
そして、ミニ講義は「森林破壊と種の絶滅がパンデミック発生リスクを高める」を事前に読み、グループでその事についての意見を交換し、まとめるというものでした。私が感じたのは、全く同じものを読んでいるのにグループの中で意見が大分バラバラで色々な観点から読むことが出来ることを再認識させられました。話していると頷かされることばかりで面白い時間でした。しかし、私の班は発表の準備がまだまだなのできちんとみんなで話し合ってまとめたいと思います。
ここまで書いてみると、結局駄文になってしまったなと思います。ここまで読んでくれた方々、分かりにくい文章を書いてしまいすみません。次回はもっと一文一文を短くして分かりやすい文を書けるようにしたいと思います。読んでくださった方々、ありがとうございました。
投稿者:青森県立五所川原高等学校