こんにちは、青森高等学校2年の川島海斗と申します。今回の科学者の卵養成講座に参加させていただき、非常に光栄に思っております。ここでは、少し遅くなりましたが、初回講義を受けて私なりの感想を述べたいと思います。初回講義は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにオンラインでの実施となってしまいました。実際に東北大学に赴き、講義を対面で受けたいと思っていたので非常に残念です。今後のワクチン接種の普及による流行収束で、対面での講義をスタートできるようになることを心から祈っております。
Zoomでありながら、ほかの受講生の方々の姿を見て、非常にレベルが高いのだなと感じました。 理系学問に関する興味、関心が高い方たちの中で私も3月まで負けないように頑張っていきたいと思います。ブレイクアウトルームでは、まったく知らない方たちとディスカッションで交流をできたのはとても楽しくて刺激にもなりました。
さて、第1回の講義の内容について述べたいと思います。第1回講義は伊藤先生の「DNAと遺伝子組換え植物」という講義でした。私は、本講義を受講する前は、遺伝子組み換え技術によるメリットも耳にしていましたが、「人間による悪用の懸念がある」というマイナスなイメージを持っていました。しかし、本講義を受講し、私が抱いていた負のイメージが払拭され、遺伝子組み換え技術による社会の貢献さを知ることができました。私が印象に残ったのは、植物によるタンパク質生産が動物と比べて、安価で安全であることを知りました。動物を利用すると、これまで発見されていない未知のウイルスが人間の知らないところで猛威を振るい、やがて人間にとって脅威となるかもしれません。ただ、植物を利用してタンパク質を生産し、動物に遺伝子を加える際に、ウイルス感染の可能性はかなり低いといえ,人間にとってはとても安心な情報です。また、暗所での植物の生産を行うことで、植物の生体内で生成されるタンパク質が、光合成に使われることのなく、ほぼ100%抗菌タンパク質の生成に充てられることを知って、暗所での植物栽培に興味を持ちました。現状100万円で抗菌タンパク質を生産しているのに対し、もやしを用いると、1500円程度まで費用を削減できるのは、とても魅力的だと思いました。今後様々な分野での遺伝子組換え技術の発展を楽しみにしています。
拙い文章でしたが最後まで読んでくれてありがとうございました。
投稿者:青森県立青森高等学校