こんにちは。仙台育英学園高等学校2年のやました美玲です。
記念すべき夏休み初日は、科学者の卵の第3回講義!
今回は、講義2つとグループワークの時間がありました。
一つ目の講義は、大関先生の「量子アニーリングと未来の情報科学」という講義でした。題名からなんだか難しそうですよね。(笑)
量子アニーリングとは、量子力学のルールを使い、動かし、綺麗に整える方法のことです。今回の講義は、量子アニーリングを用いて行われている世の中の様々な事について学びました。
私がこの難しそうな講義を理解できたのは、大関先生のおかげだと思います。大関先生は元予備校の先生で、引き込まれるような授業をしてくれました。また、slidoというwebアプリを用いてリアルタイムで質問を次々返してくれるので、ラジオのような楽しい講義でした。今回の講義では、もちろん量子アニーリングなどについての知識をたくさん得ることが出来ましたが、それだけではなく、私たちの未来を考えさせてくれる素敵な講義でした。
二つ目の講義は、中山先生の「エンザイムハンター~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」という講義でした。
エンザイムというのは酵素のことで、今回の講義では、主に花の色と酵素の関係について学びました。今までは花を見て、その花の色と酵素が関係しているなどと考えたことがなかったので、今回の講義は新しい発見ばかりでとても興味深かったです。今回の講義で驚いたことは、酵素の反応加速能力の高さです。酵素とは、化学反応を円滑に進める作用をもつ物質のことで、この作用のことを加速作用と言います。この酵素の加速作用がとてつもなく凄く、どれくらい早いかというと、私たちの平均寿命約80年を、酵素は2.5秒で終わらせてしまいます。とっても早いですよね。(笑)発見がたくさんあった楽しい講義でした。
最後の時間はグループワークを行いました。「科学記事を読みこなす:コロナ後の未来を考える討論会」というもので、事前にコロナに関する記事(「natureダイジェスト」より)を読み、それについて考えたことをグループに分かれて話し合いました。
そして、次回は発表会があります。そこでは、今回のグループで、コロナに関する「課題」、「ゴール」、「これからの取り組み」についてまとめ、発表します。発表会まで一か月あるので、グループのみんなと協力して最高のものを完成させたいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
投稿者:仙台育英学園高等学校