東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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令和3年度 活動ブログ

令和3年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2021.08.13

第3回講義を終えて 学び3

 こんにちは。山形県立鶴岡南高校一年の伊藤さやです。活動ブログを書くのは初めてなのでまずは軽く自己紹介をしたいと思います。先ほども述べたように通っている学校は鶴岡南高校です。鶴岡南高校は数十年前からSSH に指定されている学校でニ年生からは理数科が設けられており、理系科目に力を入れた学校となっています。中でもメインとなる活動は「鶴南ゼミ」というゼミです。このゼミで視野を広げられるようになろう思ったことも鶴岡南高校に入学するきっかけでした。また、科学者になりたいという思いは中学一年生の頃からあり、地域にある生命科学研究所の見学会に参加したことがきっかけです。最近は、科学者になるには相当難しい勉強ができないと大変で、実験をしたり、他の人が発表したものを理解するためにはしっかりとした学力必要だと思っており、目の前にある壁の高さやただの将来の夢だけでは実現することの難しさを感じています。所属部活動はバレー部で卵の中ではあまり多くないであろう運動部です。高校に科学部もありますが、幼い頃から続けているバレーもしたいと思いバレー部を選びました。科学者の卵の受講生は科学系の部活に入っている人が多く、学びたいことがたくさんあると感じています。

 私は毎週、皆さんの活動ブログを読んでいて感想を共有し合うのは面白いと感じています。私が何を感じているのか、どのようなことを考えているのかを共有していきたいと思いながらこの活動ブログを書いています。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは今回の講義の振り返りをしようと思います。

 まずは、大関先生の「量子アニーリングと未来の情報科学」の講義でした。予習講義の動画を見た時からなんだか面白そうだなと思っていました。先生の経歴を知った時もこういう先生にはお会いしたことがないと思い、どのようなお話をされるのかワクワクしていました。そう考えているうちに講義が始まり、いつも通りの画面かと思いきや、チャットの欄があり、スライドが見やすい構造をした画面が表示され驚きました。slidoというwebアプリを使って講義が始まり、他の受講生やメンターさんの発言を見ることができたり、疑問に思ったところですぐに質問したりと新しい講義スタイルをとても楽しめました。先生の雑談も堅苦しさを感じさせない様な感じで、講義もちょっとしたお話も全部に興味を持って聞けたかなと思います。また、量子アニーリングとは関係ないですが、匿名であることの発言のしやすさも感じました。いつも以上に他の受講生の発言が活発で今回の講義としては良かったと思いますが、ネットだと「特定されにくいということで誹謗中傷が多い」という事実に、あまり責任を感じない匿名の発言のしやすさが関係していると実感しました。さらに、今回の講義では私自身の課題も発見出来ました。それは「人に伝えたいことをしっかり伝えられるようになる。」という事です。私はよくわからない質問をしてしまい、現代文を頑張ったほうがいいとコメントしていただきました。相手に伝わらないと何もできないと改めて思い、正しい日本語を使うことの大切さを実感しました。数学の勉強方法のコメントでも現代文を頑張ったほうがいいとあったので全ての基礎となる現代文も頑張っていこうと思います。

 

 続いては、中山先生の「エンザイムハンター~暮らしの役に立つ酵素を見つけ出し、利用する~」の講義でした。私は生命工学分野に進みたいのでとても興味深い分野でした。しかし、私はまだ化学を習っていないということもあり、講義の内容を理解するのに苦労しました。ここで頑張ったことはつまり何をしたのかを簡単に解釈して考える事です。ひとつわからないことがあるとすぐに混乱してしまい、そこから先が全くわからなくなってしまうことがありますが、ひとまずわからないことは後ほど聞いてみて、今進んでいる話を理解しようと努めました。今回の講義も化学の内容だけでなく、生物の内容も含まれていたので、どうやって黄色のトレニアを作ったのかということはなんとなくわかりました。(なんとなくなのでポートフォリオの方でしっかり質問しました。)今考えてみると遺伝子の話や細胞の構造の話など分野を横断するものが多いと思ったので、幅広く勉強していくことも大切だと感じました。

 

 グループワーク「科学記事を読みこなす:コロナ後の未来を考える討論会」を行いました。 私たちのグループではテーマが決まり、ゴールは何がいいかと話し合っているところで時間の関係で終わってしまいました。最初に全員が感想を発表した時に「そういう視点もあるのか」と思わせてくれる感想が多く、視野が広がるような感覚がしました。私の学校では新聞記事について話し合うこともなく、また、科学の視点からの記事を読む機会もあまりなかったので大きな学びの場となりました。科学と政治はかなり対極的で関係がなさそうに見えても、意外と切り離せなかったり、お互いが独立するべきでもなく依存しすぎるべきでもないという「ほどよさ」が求められるような気もします。どういった背景があって政治家が発言しているのかを見ることはわたしたちの受け取り方に委ねられているのかもしれないと感じます。また、接触感染が稀であるのに徹底した消毒が続いていることに対しては、「同調圧力」や「やっぱり心配になるから」という意見が多かったです。社会の雰囲気に流されてしまうような私たちはやっぱり何もわかっていないのかもしれないと感じてしまいました。実際そうなのではないかと思います。自ら情報を集め、見定め、自分の考えを持つということはやはり容易なことでありません。情報の見定めの難しさが増している現代で生きていくためにも、これからは分野を超えた情報を自ら収集し、社会の課題を考えることにつなげていきたいです。

 

 今回はこのくらいにしてブログを終わろうと思います。最後までブログを読んでくださりありがとうございます。たくさんの学びの機会を与えてくださる「科学者の卵」に感謝の気持ちでいっぱいです。私も自分の能力を高められるように毎日何かを変えてみたり、取り入れてみたりしながら生活していきます。第4回講義も楽しみです。

2021.8.13

投稿者:山形県立鶴岡南高等学校

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