こんにちは成城高校一年生の金井海翔です。気づくともう四回目の講義です。書くのが遅くなりましたが、早速今回の講義について書いていきたいと思います。
今回こそは短くまとめます(なぜか気づくと長くなっているのですよ・・・こわっ)
さて冗談はこの辺で、今回の講義は化学反応の場を探る滝沢博胤先生による~マテリアル・デザインと新物質探索~と、堀井明先生による21世紀のがん医療 ~Precision Medicineと遺伝子医療~でした。
最後に「科学記事を読みこなす:地球の未来を考える討論会」発表会がありました。
まず滝沢先生の講義からです。
さて皆さんもどこかでダイヤモンドと鉛筆の芯の材料の黒鉛が、同じ炭素からできているということは聞いたことがあるのではないのでしょうか。何が違ってあんなに変わるのでしょうか?
答えは結晶構造の違いです。
炭素には価電子(人でいう手)を四個持っています。ダイヤモンドはこの手をすべて使って立体的に結合しています。そのためモース硬度(注1)が10で、地球上でもっとも硬い物質です。
それに対して黒鉛は三個の手しか使っておらず、平面的な結晶構造です。(実は平面だと世界最強の強さとか...引っ張りづらいという意味で)ただしその層と層が重なり合っているところはファンデルワールス結合(説明すると長くなるのでパスします すみません)のため弱いです。モース硬度は1~2という数値です。
(注1)モース硬度とはひっかいたときの傷つきにくさで、たたいて壊れるかというものではありません。(岩石と鉱物~読む宝石~玉川大学出版部より)ついでに硬度と靭性は別物なので、ダイヤモンドをぶっ叩く衝撃を加えると余裕で割れます。それはもう粉々に
次にマイクロ波についてです。このマイクロ波を使い加熱などをすることで自然界に存在しない全く新しい物質を生み出すことができるそうです。
○○ナノファイバーとかもこんな風に生まれたのかもしれませんね。
さて、与太話をしていたら全然短くならないので次の講義へ進みたいと思います。
(えっ、もう遅...聞こえませんね)
さて二つ目の講義はがんについてです。
がんは現在、がんができる、薬を投与、がんが小さくなるor大きくなる、小さくなっても大きくなっても薬を投与し続け、がんが消えるまで投与する、の繰り返しだと今回の講義を受けるまで思っていました。ですが現在では副作用(髪が抜ける、骨髄抑制による赤血球、白血球、血小板の減少、それに伴い貧血、常在菌による日和見感染、内出血など)が強く、増殖細胞を殺す抗がん剤ではなく、分子標的治療薬は、がん細胞の増殖に関わるタンパク質や、栄養を運ぶ血管、がんを攻撃する免疫に関わるタンパク質などを標的にしてがんを攻撃する薬です。従来の抗がん剤のような副作用は少ないですが副作用がないわけではないということには注意が必要です。
そして、がん遺伝子を調べることによってそのがん細胞にあった治療をする方法もありこれらを使えば日本人の二人に一人ががんで亡くなる時代ではなくなるかもしれません。
最後に発表会です。
皆さんすごく書き込んであるスライドや、シンプルなデザインのスライドなどいろいろありました。
また発表者の方たちは、一分間という短い時間の中でまとまった発表をしていました。僕は発表者ではなかったのですがとても自分は無理だなと感じていました。
さていつも通りまたもや長くなってしまいました。回数を重ねるごとに長くなっている気がします。ブラウザバックなどで戻らず最後まで読んでくださりありがとうございました。
投稿者:成城高等学校