こんにちは。一関第一高等学校2年の石川由梨乃です。本当はその日のうちに投稿したかったのですが、定期考査で1週間も間が空いてしまいました...。
さて、今回は滝澤先生による「化学反応の場を探る〜マテリアル・デザインと新物質探索〜」のお話、堀井先生による「21世紀のがん医療〜Precision Medicineと遺伝子医療〜」+αでCOVID-19のお話、更には前講に引き続き「科学記事を読みこなす:コロナ後の未来を考える討論会」の発表会が行われました。
まずは滝澤先生の講義についてです。ユビキタス元素という言葉をご存知でしょうか?これは、いつでもどこでも存在する、ありふれた元素のことを指します。これを利用して、環境に配慮した物質が開発されています。最近よく耳にするSDGs。これに直結することなので、とても興味深い内容でした。また、マイクロ波加熱を使って化学、材料プロセスを変えるという話もありました。物質によってマイクロ波を吸収できるもの、そうでないものがあるので、新物質探求に欠かせないものと知り驚きました!身近にある電子レンジではマイクロ波が発生しています。それで物事を変えていくとは!!
続いて、堀井先生の講義についてです。最近、がん治療における治療法のレパートリーが増えたような気がします。その一つが免疫療法です。従来の治療は"one-size-fits-all"型というものでした。今は個別化医療"personalized"型になり、一人ひとりに合った治療をできるようになりました。メリットは副作用が軽減されること、一人ひとりに合った適切な治療が提供しやすくなったことなどが挙げられます。医療も日々進歩しています。将来性のある技術の進歩に期待したいものです!
最後は討論会についてです。発表者だったので、朝起きてからずっと手汗をかいてました...。どのグループも興味深い内容で、多角的な視野を今までよりも持てたと思います。この活動を通して、発表のスキルアップだけでなく、科学論文に触れる良い機会になりました。
長文になってしましましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。次回のブログもお楽しみに!
投稿者:岩手県立一関第一高等学校