こんにちは。仙台育英学園高等学校2年のやました美玲です。
今回は、科学者の卵養成講座の第7回目でした。今回も前回同様、東北大学に行き、講義を受けることができました。その日は天気が荒れていたので、東北大学に来て講義を受ける人は少ないのではないかなと思っていましたが、ほとんど前回と変わらない、多くの人数が来ていました。そのため、各講義後の意見交換では、一人ひとり違った様々な意見がたくさん出てきて、とても楽しかったです。
今回は、講義が二つありました。
講義(1)「災害情報を活用しよう -災害の教訓を生かす-」
一つ目の講義は、元々は東北大学災害科学国際研究所にいて、現在は気象庁で働いているという久利美和先生による、「災害情報を活用しよう -災害の教訓を生かす-」という講義でした。地球科学(火山)から災害研究・防災へと学んできた先生から、今日は様々な事例・調査をもとに防災に関する講義をしていただきました。中でも、なるほどと思ったのは、「緊急地震速報の抜き打ち訓練時の児童行動事例」です。ある学校で、緊急地震速報の抜き打ち訓練をしたところ、清掃時間中、落下物・飛散物の可能性が低い廊下から、掃除中で机の上に椅子があげられている教室の机の下に潜ろうとする(地震発生時、机の下に潜る行動の理由が理解できていない)児童や、「おはしも」と叫びながらその場にたちすくむ(速やかに避難する上での合い言葉だと理解していない)児童などが見られたそうです。これらのことから、何が「目的」でその行動をとるのかを理解し、「自分で考える」ことが大切だと分かりました。
私自身も、普段の避難訓練では、あまり緊張感をも持たずに、自分で考えるということをしていませんでした。理由としては、避難訓練が、地震速報が鳴って、机に潜るというように、1パターン化してしまっているからかなと思います。そのため、毎回違ったシチュエーションで行った方が効果的だと考えました。
講義(2)「進化する航空機~ライト兄弟から火星飛行機まで~」
二つ目の講義は、浅井圭介先生による、「進化する航空機~ライト兄弟から火星飛行機まで~」という講義でした。私は今まで伝記を読んだことがなく、ライト兄弟兄弟についてもあまり詳しくは知りませんでした。 しかし、今回の講義を受けて、ライト兄弟は本当にすごい人だと知りました。教科書をうのみにしないで、違うと思う所に印をつけていたり、誰にも教わっていないのにシステム工学的アプローチができていたりと、将来科学者になったら見習うべきところがたくさんありました。
他にも、100分の1気圧の世界は普通の気圧と大きく違うことや、地球以外の惑星・衛星の探査機はマルハナバチをモデルに作成していることなどを知りました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
投稿者:仙台育英学園高等学校