東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

やり直し/種まき/発芽/土寄せ(農:春日幹雄)

2016年11月30日 (水)

前回のコメントで反省しました。一度現状までの記事を書いたのですが、思ったより長くなってしまい(溜めていたから当たり前です)二つに分けようと考えて前回の記事を投稿しました。ですが、その記事のコメントという点については考えていませんでした。もう過ぎてしまったことについて書いた記事を投稿されても、アドバイスのしようがありませんね。このことは小澤さんの記事のコメントでも触れていることも記事投稿の後に気がつきました。二度も同じ内容のコメントありがとうございます。すみませんでした。

今回は茎ブロッコリーについて書きます。あまり長くならないため、この記事で現状まで書いていますのでご安心ください。

10月30日(日) 11時頃 最高気温16度 最低気温6度
春日幹雄 11/29 1枚目
茎ブロッコリーはなかなか発芽せず......あまりにも発芽しないので、種からやり直しました。
春日幹雄 11/29 2枚目
福島君の記事を参考にろ紙の代わりにテイッシュペーパーを使いました。そしてフタをして、部屋の棚の上に置きました。やり直しで大幅に遅れているため、早く発根して欲しいですが気温も低いのであまり期待せず......。
空気が乾燥しているため、数日に一度テイッシュペーパーをぬらしました。

11月8日(火) 9時頃 最高気温16度 最低気温8度
発根しました。
春日幹雄 11/29 3枚目
前回とは違い、発根まできちんと待ち、速やかに種まきをします。
前の種を排除して、土を水で濡らしてから種をまきました。室外の日の当たる場所に出して、気温はずいぶん低いですが発芽して欲しいです。

11月11日(金) 23時頃 最高気温7度 最低気温3度 室内温度13度
またもや発芽しない.....
春日幹雄 11/29 3枚目
.ここで、温度が低いのが原因ではと考え、開田さんの記事こちらのサイトを参考にして夜は室内のダンボールに入れ、昼は外ではなく窓際に置くことに決めました。小さい植木鉢で良かったです。
ちなみに、辛味大根も、生育温度(17~20度)を考えて夜は同じくダンボールに入れました。
春日幹雄 11/29 4枚目
ですが、辛味大根は雪が降るほどでなければ外に出したままで良いと知り合いの大根農家の方から聞いたので、19日から夜でも外に出しています
また、なんと室内のデジタル時計に温度計の機能がついていたため、この日以降、室内で育てている植物に関しては室内気温を書き加えておきます。以前から使っていた時計なのに、今更気がつきました......。

11月14日(月) 9時頃 最高気温16度 最低気温8度 室内温度20度
春日幹雄 11/29 5枚目
やっと発芽しました!今まで散々心配していたので感動しました......夢に出てくるほど心配していました......
なんと二つ発芽しましたが、片方は倒れてしまっています......。

11月17日(木) 19時頃 最高気温11度 最低気温5度 室内温度12度
春日幹雄 11/29 6枚目片方は完全に倒れてしまっています。
順調に成長しているものは茎部分が1.5cm、全体が2cmです。少し不安定で倒れそうだったので土寄せしました。
春日幹雄 11/29 7枚目
こちらが土寄せ後です。土は祖母から貰ったものを使い、1cm土寄せを行いました。

11月24日(木) 23時頃 最高気温4度 最低気温1度 室内温度16度
春日幹雄 11/29 8枚目
この記事での反省を活かし、定規を買ってきて植物にあてて写真を以前から撮っていたのですが、あまりうまく一人で撮影できていなかったのでお蔵入りになっていました。しかし、この日は上手く撮れたので掲載します!
茎は1cmで全体は2.5センチです。一週間で1.5cm成長しています。気温が低いため成長は遅いですね......。
撮影後、葉についた水滴はやさしくティッシュペーパーで吸収し排除しました。
スタートが出遅れているため大きな成長は期待できませんが、小さいながらも生えてきてくれたので本当に頑張ってほしいです。

観察日記は以上です。次回は辛味大根の現状まで書きます。
今回は調べものコーナーの代わりに発芽しなかった原因の考察をしたいと思います。
まず大きな原因は、防寒をした途端に発芽したため温度だと考えました。播種時期より遅れ発芽適温(10度~15度)も満たしていない室外では発芽しにくかったのかもしれません。
さらに僕のベランダの塀により、時間帯によっては日光を浴びることができず(発芽に日光は必要ありませんが)日陰になっていたため温度が低くなっていたのかもしれません。日当たりに関しては気をつけていたのですが、この記事と似たようなことが起こっていた可能性があります。窓際は塀などに遮られることがないため、日中は常に日向です。
また、種まきの際に種を土に埋めていないのも原因だと考えられます。
茎ブロッコリーの発芽しなかった種を除去したとき確認したのですが、根は出ているのですが土に埋まっていませんでした。
また、今回の記事でも片方の茎ブロッコリーは倒れていますし、辛味大根でもこの記事で同じようなことが起こっています。あまり土に埋めることは意識していなかったので、僕の種まきの仕方が悪かったかもしれません。

以上で今回の記事を終わります。
追伸
11月30日に投稿日時と記事の一部を修正しました。

コメント

春日さんこんにちは。

 すぐやり直しにかかったのは良いことですね。次々手を打つのは、人生にとってもいいことです。まだ先のことですが、就職についてもその通りです。次々最善の手を打ちましょう。周りを見ていてはダメですよ。変な例えですが、タイタニックでは沈む直前まで、乗客はみんないるからとのほほんとしていた人も多いそうです。

 今更ですが、ティッシュペーパーは乾きすぎのようです。それと、発芽の時こそ部屋の中で温度を保てばよかったですね。発芽しかけても倒れてダメになったのは、ある時水が不足して根毛にダメージがあったのか、と思います。それでリカバーできなかったのですね。

 鉢の土はずいぶん少なめに見えます。後の土増しのために少なめにしたのでしょうか。茎ブロッコリーもダイコンも大きくなる植物ですから、根のスペースを考えるともう少し土が多くてもよかったですね。それと保温について、植物は恒温動物と違い、熱を出すわけではないので囲うだけでは効果が足りません。ペットボトルに水を入れて冷えを防ぐとか、工夫が要ります。それと矛盾するようですが皆さんは主に夜間のことを心配しています。実は植物は夜間の温度が高いと呼吸によってよけいエネルギーを消耗します。昼間の光合成に温度が必要(光が充分でも10℃以下だと光合成は極端に能率が落ちる)なのです。プロ農家でも、この昼間と夜間の温度差管理については慎重にことを進めています。更には気温と地温まで別管理をすることさえあります。難しいものですよ。

それでは、また報告して下さい。ラボスタッフ・オガタ