東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2017年度展開ゼミ、スタート(10/6)(渡辺 正夫)

2017年10月 6日 (金)

 この週末、片平キャンパスは「片平まつり2017」。付置研などの公開。以前、渡辺の所属している研究室の前進が、生命科学研究科でなくて、遺伝生態研究センターの時代は、こうしたイベントに参加していたのだと思いますが、今は、そうでもなくて。。。もちろん、片平に居住している研究科の1つではあるので、参画することを考えてもよいのではと。。研究科の広報委員をいうのを仰せつかっているので。渡辺も去年はこの企画に一般として参加(厳密には、付置研の一般公開だったのかも。。。片平まつりが隔年開催だということのようなので。。)したのですが、何れもなるほどと。。。時間の許す方、百聞は一見にしかずですので。

20171006111536-e467c333f3ee9ce7c3a2a5c5f7b3e28fa71a383b.JPG さて、前置きが長くなりましたが、昨日から無事、2017年度の展開ゼミがスタートしました。webを介して、観察力・文章力を養成し、こちらからはその観察結果を受けて、コメントを返すという新たな境地を求める「双方向型」で、今年も。定着感はあり、申込をしてくれた時点で、こちらからコメントがあるような講義はないので、是非!!という方も。ありがたいことです。もちろん、これまで履修した先輩に紹介してもらった方、あるいは、渡辺が出前講義に高校などに行っているのですが、そこで、講義を受けて、大学でもということでというつながりのある方も。あとは、渡辺が同じ1年生向けに「大学生のレポート作成入門」という講義を前期に行っており、その講義の受講生の方も。あとは、今年は久しぶりに高校生の参加が2名。4月に出前講義で伺った高校からで、1名は「科学者の卵養成講座」の受講生だったり。。。何らかのつながりがある方がかなりの数で、人のつながりのありがたさを実感できる講義枠です。ということで、今年の受講生の学部編成は、教育学部、文学部、経済学部、農学部、理学部、工学部で、高校生もですので、バランスの取れたメンバーかなと。間際の申込で20名を超えてしまい、お断りした方も。。。そんな方がいる分、受講生の皆さん、がんばって下さい。

20171006111452-074d4b2a0b2a638a05df03375785fb2bb9bf54e0.JPG 講義の時間に伺うのを忘れていましたが、キーボードを見ないで、パソコンを利用している方がどれくらいいるのか、是非、これを機に、チャレンジしてみて下さい。web上には、ブラインドタッチのソフトなどもたくさんあると思いますので。覚えると、これからの大学、その先の社会人生活で文章力アップは、間違いないですから。また、長い文章を書くということも、15回の記事の投稿で少しずつ速くなると思います。過去の先輩方の記事の後半を見てみて下さい。書くのが大変でなくなったというのがあると思います。習うより慣れろだと思います。観察するポイントは、どんなことでもよいと思います。背丈を測ったり、葉っぱの方向、枚数など、それぞれが独自性を持って、観察してみる。去年は生長曲線を書いていた学生さんもいたと思います。他の講義で習った色々なことを、この植物の観察で使ってみて、文章にするということを心がけてもらえればと思います。

20171006111518-a1395c6d096cc6f6f678fb6549a52f959dcd4784.JPG 大事なことを忘れていました。先輩から勧められたという方は、聞いたかも知れないですが、観察をするということは「毎日が展開ゼミ」です。15回の出席があって、出席の記録を書くような講義よりも、厳しいものがあると思っています。植物はもちろん、生き物ですから、適切な加減を持って、管理をすることが大事です。先輩方、あるいは、web上、さらには、図書館に栽培に関する本など、たくさんの情報があります。そんなことを参考にしながら、チャレンジしてみて下さい。途中で種子が足りないというようなことがあれば、こちらに連絡をして、取りに来てもらうことになりますが、新たなチャレンジもできるように準備をしておきますので。また、不思議な縁で集まった20名です。うまく横の連携も取ることで、相互によりよいものを育てて、最後は、おいしく食するということまで、チャレンジして下さい。今年の受講生が半分くらいでしょうか。3種類以上の種子を持って帰ってやってみると。高いモチベーションに、準備をした側もびっくりです。このHPでその結果がどうなったかを発表してくれるのを楽しみにしております。

 最後になりますが、植物だけでなく、生き物は温度に依存します。これから秋、冬と少しずつ寒くなっていきますので。発芽をさせて、植木鉢に移して、子葉が展開し、本葉が数枚出てくるくらいまでを、窓際であれば暖かいと思えるような気温の頃までにいくことをチャレンジして下さい。それがうまくいくコツだと思いますので。最後になりましたが、準備を頂いた研究室のスタッフ、院生の方々、さらには、最後の片付けを手伝ってくれた受講生の方々には、この場を借りてお礼申し上げます。展開ゼミ2017が終わるまで、よろしくお願いいたします。

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 わたなべしるす

 PS. 講義が終わった時間が20:00でしたので、余裕がなかったですが、研究室を見学したいという方。学部を問いません。そんな方がいたら、できれば数名でまとまってくれるとありがたいですが、いずれmailでお知らせ下さい。welcomeですので。

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コメント

 スプラウトの栽培について、追加事項を。去年などの記事を見てもらうと分かりますが、スプラウトというのは、基本、徒長をしているもの。徒長させる簡単な方法は、光を当てないこと。なので、スプラウトを始めた受講生の皆さん、スプラウトの栽培のコップごと、アルミホイルでくるむ、あるいは、箱に入れて、時々、覗いてみて下さい。いい感じで、徒長していたら、光を当てると、葉っぱなどが緑になります。これで、数日おけば、食べることができます。豆苗は、生長点が切り方に考えると残るので、それを同じように、1回は繰り返すことができると思います。先輩方の記事を見てみて下さい。検索は、渡辺のHPの上のところに「search」がありますので、そこから、単語を入れると、意外と簡単に探せるかも。。。