東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

▷中間発表(農:杉山実紅)

2017年11月24日 (金)

こんにちは、杉山です。

今週はかなり寒さが厳しく、仙台でも雪がパラパラと降っていました。雪は高校受験の日に見た以来かもしれないです。そして昨日平泉に行ってきたのですが、道端に雪が積もっていました。さすが東北ですね!寒いのは辛いですが、植物が甘くなってくれるなら耐えられる気がします。

今回は中間発表ということで

(1) 展開ゼミを通じて、植物の発芽、生長を観察し、どのようなことに一番驚いたか。そして普段食している野菜に対する感覚がどのように変化したか。

(2) 他の受講生の方の投稿記事、去年までの受講生の記事で誰の記事が参考になったか。あるいは、なるほどということをに気がつかされたか。

(3) 渡辺さんや研究室のスタッフからもらった色々なコメントで、どの様な気づきがあり、また、その後の野菜栽培にどの様に参考になったのか。

(4) 以上の(1)~(3)を踏まえて、残りの展開ゼミの講義を続けるに当たり、どの様なことに注意して、また、何を目標として、この展開ゼミの講義から何を学び、記事にしたいか。

ということについて書こうと思います。


(1)今まで何回か種から植物を育てたことはあるのですが、いつも土に種を蒔いて発芽させて育てていました。この展開ゼミでは初めて、水で湿らせた濾紙の上に種を置き、目に見える状態で発芽させました。種から芽が出る瞬間を観察することができたり、確実に発芽しているもの育てることができたりするのでこれは良い方法だと思いました。この、水をあげただけで発芽する植物の力強さに一番驚かされました。発芽した種を土に蒔いたら、土から地上に向かって真っ直ぐ芽が伸びてくる・・という当たり前のようなこともよく考えるとすごいなと思います。他の方の中間発表を見ましたが、皆さんも様々な場面で同様に植物の力強さを感じていました。

そして普段何も考えずに立派な野菜を買って食べていたのですが、その野菜一つ一つを育てるには多くの手間暇がかかっているんだなと、ひしひしと実感しました。また私の育てているキャベツは大きさで結構な個体差が出ているのですが、売られている野菜はどれも似たように大きくてすごいなと思いました。当たり前だと思っていたことがこんなにも大変なことだと知ることができました。感謝して食べようと思いました。


(2)まず、植物を育て始めるにあたって準備するものは山田さんを参考にさせていただきました。百円均一ショップで全てのものが揃えられることに感動しました。百均、すごいですね。この後追加で、再び百均で土や新たなプランターを買ったのですがその品揃えの多さに驚きました。

そして去年の受講者である福島さん内野さんは、私と同じようにそれぞれキャベツとミニニンジンを育てていたのですが二人とも更新率が高く立派に育てていたのでこれからも参考にしていきたいと思っています。記事を読んで分かったのはキャベツは収穫どきがわかりやすいのに対し、ミニニンジンはどのくらい生長しているのかがいまいち分からないので収穫どきが分からないという違いがあるということです。二つの野菜の違いも楽しみながら育てていきたいと思います。

他の受講生では平澤さんの白菜と水菜田村さんのロマネスコの大きさに驚きました。適切な量の水と肥料をあげているんだと思います。

20171124100216-fb0a247b92a916854aef86a0c93663cd9a99a0bb.jpg

私の一番育っている白菜の、一番大きな葉の大きさは約3cmでした。私も頑張って育てたいと刺激を受けました。

そして刺激を受けているといえば、一緒にゼミをやっている高校生二人です。この展開ゼミが始まって約一ヶ月半が経ちましたがなかなか更新できませんでした。その一方で高校生たちが頑張っているのを見て焦りを感じています。これからは私も頑張って更新していきたいです。


(3)私は発芽した種がなかなか土から出ず、生長も他の受講者より遅いように感じて悩んでいました。

アドバイスをもらうためには10/17の記事では見やすい写真を撮ること、11/5の記事では長い文章を書くことが必要であると学びました。11/5の記事で水の量が少なく慎重になりすぎていた、と教えていただきました。買い足した土が初めにいただいた土よりも乾燥しやすいように感じたのもあり、それからは水の量を増やしました。新たな葉が次々に出てきたのでこの調子で水をあげていこうかなと思います。

20171124105844-7367d8c78a00fbdeee565d979cc667288bdc13b2.jpg↑キャベツ

20171124105911-5d335fed2fb81fee1c086984a4a0260459a5ee7d.jpg↑ミニニンジン

11/24(金) 11:00 室温12℃, 湿度70% の様子です。土寄せをしたことで水をあげても安定するようになってきました。キャベツは6枚目の葉が出始めているもの、ニンジンは花火のような葉の3つ目が出始めているものが一番生長しています。ニンジンはあまり個体差がないのですがキャベツは3つだけ大きく育っています。成長できなかったのは場所的に考えて日光が当たりにくかったんだと思います。間引きのタイミングがわからないのですが、もう少しで窮屈になると思うのでそろそろかなと思っています。

11/21の記事ではアルファルファについての報告をしました。オガタさんの比較実験のデザインのコメントを見て面白そうだと思いました。せっかく沢山の種をいただいているので、柔軟な発想は持ち合わせていないのですが、また何か思いつけば他の方法でもアルファルファを育ててみようかなと考えています。


(4)残りの展開ゼミでは、変化に気づいたらそれを記事にし忘れることのないように注意したいです。

そして

  1. 長い文章で、他の受講者に伝わりやすいブログを書くこと
  2. 更新率を上げることで失敗してもすぐに軌道修正できるようにすること
  3. しっかり育て上げて美味しくいただくこと

目標とします。

まだ一つの記事を書くのにもかなりの時間がかかってしまいます。まだまだ全然文章力や表現力は身についていません。これから更新を重ねていくことで徐々に成長していきたいです。


中間発表は以上とします。これからは更新を多くできるように頑張ります。

そして何よりも楽しい気持ちを持って育てていきたいです。これからもよろしくお願いします!

以上、杉山でした(*^o^*)

コメント

農学部・杉山さん

 こんにちは、遺伝の渡辺でございます。平泉は岩手県南で雪は少ないところだと思いますが、すでにありましたか。。。渡辺は1997年12月~2005年3月まで盛岡にいましたが、寒さはこたえましたね。。。雪の下で、アブラナが育っているのを見て、それは別の意味で感動というか、雪の上は寒いけど、雪の下は意外と暖かいのだと。。。植物、作物の栽培の基本はもちろん、土に直接、播種することです。ただ、シャーレの上で発芽をさせると、同調して芽が出て子葉が展開するので、生育も揃うということもありますし、報告にあったように、吸水して、根っこがでるところを見ることはほとんどの場合、ないだろうと言うことで。こんなことを考えて見た次第です。細かなところまで是非、観察してみて下さい。

 同じ作物(農学の用語では、作目といいます)を栽培している先輩方の例を参考にして、それを励みにすることは、こちらが想定している過去記事の使い方で、niceです。是非、先輩方に負けないように、やってみて下さい。キャベツの生長は確かに、葉っぱの枚数で分かります。ニンジンはといえば。。。葉っぱの枚数が基本ではありますが、根っこが肥大してきます。また、色もオレンジ色に変化してきますので。どこを収穫するのか、そんな点を見ながら、栽培してみて下さい。

 2名の高校生の頑張りは、大学生の皆さんに刺激になっていることと思います。相互に刺激し合って、よりよい野菜を栽培するとともに、よい記事を書くことにつながればと思います。お互いに、競争して、研鑽することはよい方向に行くことのスタートポイントだと思いますので。柔軟な発想とありましたが、これもある種の経験の積み重ねの賜物だと思います。今回の展開ゼミも1つの経験です。色々なことにチャレンジして、後半戦で、よい記事を書くようにしてみて下さい。書くことも努力しないとなかなか身につかないものですから。


 わたなべしるす