東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

第8回 春くん(キャベツ)の間引きと大ちゃん(かいわれ大根)の調理・実食②(今回の記事の文字数:3411字)(文:坂谷日向)

2018年11月27日 (火)

 みなさん、こんばんは。文学部の坂谷です。

 先週の中間発表で新しくたてた目標、そして渡辺先生から頂いたコメント、中間発表に関する渡辺先生の投稿を、今回から実践していこうと思います。また、中間発表のリンクが間違っていたことについてお詫びいたします。開田さんの記事のリンクを張り直しました。開田さんの記事へのコメントで渡辺先生が引用していたのが沼澤さんの記事で、1度そこに飛んで開田さんの記事に戻らないまま、リンクをコピーしてしまったようです。私の推敲・確認不足でした。渡辺先生のコメントにもありましたが、それも締め切りギリギリになってしまったせいです。私は長期休みの宿題もラスト1週間でやるような小学生で、未だに計画的に課題ができていません。これを機にこの悪い癖を改善し、最終発表では余裕を持った投稿ができるよう頑張ります。

 私はよく自身の投稿を見返しているのですが、最近気がついたことがあります。他の受講生の方にも関わってくることですので、ここに共有させて頂きます。アップロード時は自分であげた画像になっているのに、少し経ってから見返してみると違う画像にすり替わっていることがあります。恐らく画像をアップロードするときに、次のような画面が出てくることがあるのですが、これで上書きするにしてしまったことが原因かと思います。

20181126214848-107ca8253e4eeeaf64b6062dd3b3d164d282a56b.pngのサムネイル画像 これで上書きしてしまうと前にアップロードしていた別の人の画像も上書きされてしまうようです。ですので、先に名前を変えておくなどの対策をお願いします。また、今までの投稿で上書きされているところがないか、確認してみてください。私も気がつかず上書きしてしまっていました。すみませんでした。(すでに報告済みでしたら、すみません。)

 さて、今回はタイトルにもありますように、春くん(キャベツ)の観察に加え、間引きの様子をお知らせします。また、大ちゃん(かいわれ大根)の収穫・調理・実食の第2弾も合わせて報告します。


★今回の内容★

1.春くん(キャベツ)の観察

2.春くん(キャベツ)の間引きと調理・実食

3.大ちゃん(かいわれ大根)の収穫・調理・実食②


1.春くん(キャベツ)の観察

 前回は11月8日までの様子を報告しました。今日は11月12日からの様子をお知らせしていきます。

 11月12日、たまたま午前1時まで起きていたので、外の気温を測ってみると10.3℃、湿度68%でした。思っていたよりも暖かくて驚きました。室内管理はもう少し後でも良さそうです。そして、植物の観察をした午前11時の気温は15.3℃、湿度60%でした。第2回で1日を通しての室外温度変化を観察したときよりも朝晩の寒暖差はなくなっています。

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 上が1番良く育っているものの茎の長さ(1番伸びている葉の根元までの長さ)の画像で5cm、右の写真が1番良く育っているものの葉の長さの画像で6cmでした。

 

 

 

 下の画像の左が1番生長の遅いものの茎の長さの画像で4cm、右が1番生長の遅いものの葉の長さの画像で3cm弱でした。

 

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 そして、左の画像が室内で育てているものの茎の長さで5cm、上の画像が室内で育てているものの葉の長さで2cmでした。

 

 

 葉の長さはさすがにばらつきがあるものの、茎の長さだけ見れば3種とも大して差はないように感じます。しかしながら、下のように茎部分を拡大して比較してみると細さや色の違いがはっきりと分かります。

hutoi.jpgtyuukan.jpghosoi.jpgのサムネイル画像

 上段左が最も育っているもの、上段右が室外栽培で1番生長が遅いもの、下段が室内で育っているものの茎のアップです。まず、室内で育てているものと室外で育てているものの茎の根元の色が異なります。こちらのサイトで調べてみたところ、室内で育てているものは薄緑が最も近く、室外で育てているものは若紫が最も近い色でした。また、アップにしているのでわかりにくいのですが、茎の太さも、室外1番生長早い>室外1番成長遅い>室内の順に太くなっています。

 また、11月16日11時(気温13.8℃、湿度45%に水やりをしたときに、違いがあることに気がつきました。


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 画像の左のように透明な水が底から出てくるもの、右のように茶色の水が出てくるものの2種類があります。


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 画像の赤丸したものが茶色い水が出てくる鉢で、室内栽培のものも茶色い水が出てきます。土の差かとも思ったのですが、右3つは同じ土を使用しているので違うと思われます。また、茶色の水が出てくるのが生長の遅いものたちばかりなのも気になります。梨本さんの記事に対するオガタさんのコメントの中に鉢受けを置く理由として、「肥料の余剰分を流して塩類集積を防ぐため」とあるので、余剰分を流しているのかなと考えました。しかし、栽培を初めて1ヶ月半、この時点ではまだ追肥をやっていないにも関わらず、未だ水が茶色いのは気になります。うまく栄養分を摂取できていないのでしょうか?

 

2.春くん(キャベツ)の間引きと調理・実食

 第5回のコメントで間引きをした方が良いというアドバイスと間引きをするタイミングについて教えて頂いたので、早速11月16日に最も育っているものを、11月25日に上の画像(1の赤丸と青丸をつけている画像)の真ん中のものを間引きしました。

20181126234934-9fb886ee68edc5505a9f08bfe9ad3ef2180f7a35.JPGのサムネイル画像のサムネイル画像20181126235132-e7c0058539b01b988cb34d40030840dfb6ec909c.JPGのサムネイル画像  

  

  

  

  

  

  

 

 

 

 

  

  

  

  

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 上段左が16日に間引いたもの、上段右が25日に間引いたものです。16日に間引いたものは下段の画像のように茎が曲がってしまっていたため、そして25日に間引いたものは葉が広がってしまって土についてしまっているために選びました。どちらの鉢も今のところ倒れたり、萎れたりすることなく元気に育っています。


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 また、少し見にくいのですが、25日に間引きした方の広がってしまった葉の根元から新たな葉が生えてきていました。最初は鉢を倒してしまった折れてしまったのかと思っていたのですが、よくよく見ていたら小さい葉が生えており驚きました。

 そして、間引きしたものはなんちゃってロールキャベツ(画像左)とおにぎり(画像右)にしました。

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 なんちゃってロールキャベツは第6回の表紙で使用した鶏のささみを包んで爪楊枝に刺し、コンソメで煮ました。おにぎりの方は軽く塩ゆでしたキャベツを細かく刻みご飯と混ぜ合わせて握りました。おにぎりの方はシャキシャキとした食感で、どちらも臭み等はなく美味しく頂きました。

 驚いたことはこんなに小さくともがあったことです。

sin.jpgのサムネイル画像 食感はしない感じでかみ切りにくく、包丁でもなかなか切れませんでした。ちょうど真ん中の茎で、これがもっと太くなり、あの固い芯になるのでしょう。

 

3.大ちゃん(かいわれ大根)の収穫・調理・実食②


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 今回は画像の左側の二皿を紹介します。今回使用したのは、ザルスポンジ綿ぬいぐるみで育てたものです。


kawiaretati.jpgのサムネイル画像
 まずは生で食べてみましたが、第6回で紹介したコットンとキッチンペパーで育てたものと比較すると、曲がっていて緑色も薄く、シャキシャキとした食感は大差ないものの、辛みは少ないように感じました。

 次に画像左上の和え物を紹介します。鶏のささみを耐熱容器に入れ、塩こしょう・酒・冷凍ねぎを適量かけた後、ラップを被せて5分ほど温めます。完全に火が通っているのを確認したら、少し冷ました後、一口大にほぐします。それに刺身用わかめ、かいわれ大根をまぜ、ごまだれで和えたら完成です。少ししょっぱかったので、レンチンするときの塩こしょうはなくても良いかもしれせん。

 続いて画像左下の鰹漬け丼を紹介します。これは上にかいわれ大根をちょんとのせただけなのですが、手軽にとても美味しくできるので紹介します。まず前日のうちに鰹の刺身(好きな刺身)を醤油につけておきます。そしてどんぶりにご飯を盛り、卵の白身だけを先に混ぜ合わせます(この工程が面倒なときは飛ばしても可)。その上に漬けておいた刺身を並べ、さらにその上に納豆、黄身をのせます。最後にかいわれ大根をちょんとのせれば完成です。

 これで第5回の表紙に使ったわかめと鰹は使いました。残りの鱈を使った調理は来週紹介します。

 


●今日の画像●

 さて、今回の記事の最初に使った画像は、先週実家に帰省したとき、父が量産していたぐでたまサラダです。前回予告していたものは間に合わなかったので、来週の表紙に変更です。来週こそ、かの有名なテーマパークの鼠をお楽しみに!

 

★次回予告★

・春くん(キャベツ)の生長記録

・春くん(キャベツ)の追肥

・大ちゃん(かいわれ大根)の収穫と調理と実食③

 今回もご覧くださり、ありがとうございました。そして、1時間程度遅れてしまい、申し訳ありません。

コメント

坂谷さんこんにちは

 最初に褒めるポイントを挙げます。

 字数の報告をありがとうございます。こうして数字で見ると、内容の充実も分かりますね。こちらのリクエストにすぐ応えていただける姿勢が素晴らしいです。

 さて最初の写真、これを作るパパも凄いものです。尋常でない思い入れを感じます。まあ、私もせっせと娘のために食べ歩きをしたりラノベを読んだりしていますが。

IMG_0138.JPG

秋には芋煮会弁当(雰囲気)を作って持たせたりしたものです。

 さて、今回は温度の話ですね。現在からすれば高い温度でした。

 茎の太さはある意味予想通りですね。温度が高くて日照が少ない方が細くて徒長しかかっています。また、温度が低いと茎にアントシアニンが発現して紫がかっていますね。これで正常です。

 鉢から出る水の色については気にしないで下さい。なぜ同じ土でこんなに色が違うのかは分かりません。これまでの水やりの量の違いでしょうか。いずれにせよ、この色は塩類ではありません。培養土の微細な粘土の粒子です。流れたなら流れていいものです。

 間引きのプレゼン、楕円で分かり易いですね。それと腋芽の発生もよく見ていました。間引いた株を調理したのもいいことです。なんちゃってロールキャベツ、面白い料理ですね。ロールしていないような気が... コンソメで煮るのも応用が広いものです。煮物はコンソメやホワイトソース、ブイヨン、トマトピューレなどの洋風、鳥ガラスープの中華風、しょうゆみりんの和風、コリアンダー、クミンのインド風、それぞれ基本を憶えておけば完璧ですね。

 カイワレを使っての料理も楽しそうです。

 特にカツオを使っての丼、簡単そうでありながら各食材にかなりの工夫をして加えたもので、正直味の予想がつきません。凄いものですね。

 さてカイワレの収穫が済みました。市販のものに比べ、バラツキ・色・長さ、それなりでしたが食べられるまできちんと自分で栽培できることが確認できたでしょう。

 これからキャベツがどうなるか、忙しい中世話を続けましょう。来月末には帰省時にどう守るかというイベントがあります。

ではまた。

ラボスタッフ オガタ

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こんにちは!ラボスタッフマスコです。アップロードした写真が上書きされてしまう件につきまして、ご指摘ありがとうございました。ブログの設定をファイル名の上書きがされないように修正いたしましたので、今後はこのような事例が出ないと思います。今日以前の投稿につきましては、もう上書きされている写真があるかも。ご確認頂ければ幸いです。

ここからは、ちょっと細かい話になりますので、スルーで構いませんが、

今までは、アップロードする画像ファイル名がマルチバイトのファイル名(全角日本語)の時のみ自動的に名前を付け替える、という設定になっていました。半角英数の名前の場合は、そのままの名前で展開ゼミのアイテムフォルダに格納されます。同様のファイル名でアップロードがあった場合は上書きするかどうか聞いて、OKだったら上書きする、という形になってた訳です。今回の修正で、どんなファイル名でも(半角英数でも全角でも)強制的にその都度ファイル名を付け替えるという設定に変更しました。1回ごとに別々のファイル名に付け変えられるため、例えば"1.jpg"を2回上げても上書きの心配がなくなりました。しかし、自分のPC上では"1.jpg"だったファイルが、サーバ上では例えば"20181127144411-4f4be04884c68ed49cd5a9ac3fbafd806f8a6ae9.jpg"みたいな感じに変わってしまうので、最初アレ?ってなるかも。これも、画像すり替わりの危険性を無くすためなので、ご了承ください。


細かい話おわり。


今回の件、気づいてシェアくださって助かります。運用してみないと分からない部分って沢山あるので、今後も何かありましたら、教えてくださいね。


ラボスタッフマスコ