報告9(ハツカダイコンの58日目以降の観察結果と追肥;2322文字)(文:鈴木亮祐)
2018年12月 9日 (日)
①はじめに
12月になっていよいよ寒さが本格化してきました。昨晩ハツカダイコンの観察を終えた後に窓の外を見たら、ベランダの手すりに雪がほんの少しですが載っていました。しかし、今年は例年に比べてあったかいようです。植物を育てる上で好条件であり、また洗濯物が乾きやすいので助かります。
クリスマスが近づいているせいか最近クリスマスツリーやイルミネーションを見かけることが多くなりました。思えば、去年は実家にいたため親がいたためなんだかんだ言いながら1人で過ごすことはありませんでしたが、今年は完全に一人で過ごすクリスマスになります。独りきりすぎて雨が夜更け過ぎに雪へと変わりそうです。まあ、おそらく第2セメスターが始まってからの毎日と変わらず、勉強して本読んで料理と掃除をして寝るだけになると思います。
12月6日の渡辺先生の「警告」を拝見しました。なんだか徐々にハードルが上がっていく気がします。写真の枚数と文字数を明記することは気を付けているため大丈夫だと思いますが、文字数1500字以上にするというのが私にとってはそこそこ難しいと思います。というのも、今までの私の記事は、前回を除いて文字数が少ないからです。しかし、課題を課された以上は、達成するよう頑張ります。また、前回のコメントに書かれていた、土が多すぎて水やりに支障が出そうだということについては、そのあと、土寄せを行うときに、植物の周りに土を集めた結果、鉢の淵の近くに谷のようなくぼみができたためそこに水がたまるようになって水やりが楽になりました。
今回はハツカダイコンの観察結果を報告します。
②ハツカダイコンの観察結果
全体像
12月2日(栽培開始から56日目)の午後10時10分に観察したところ、1回目のハツカダイコンは6枚目の本葉が少し大きくなっていました。もう少ししたら長さを測れる大きさになると思います。また、ほかの本葉の大きさは1枚目が4.5cm、2枚目が4.9cm、3枚目が4.3cm、4枚目が3.8cm、5枚目が3.7cmでした。加えて、子葉が黄緑色になっていました。また、2回目のハツカダイコンたちは、栽培開始から30日目にしてからまっているような状態の個体があり、心配です。しかし、成長は順調で本葉の大きさは1.6cmでした。全体像
12月4日(栽培開始から58日目)の午後10時39分に確認したところ、茎が太くなっているのを確認しました。ハツカダイコンは最終的には膨らんで丸い形になるため、これを見たときはついに来たかと思いました。しかし、風のせいかわかりませんが、根の1部が露出していたため、土をかぶせて見えなくしました。
また、本葉の6枚目の大きさは、2cmでした。この時に同じ文学部の坂谷さんの3回目の記事のコメントに追肥について書かれているのを見て追肥を行いました。お恥ずかしい限りですが、最初に渡された肥料は、てっきり土にあらかじめ入れておく肥料であり、その肥料を入れ忘れたと誤解していました。最初に渡された土にすでに肥料(元肥)が混ぜられていたことと、あの粒が追肥だということを今になって知りました。追肥は、10粒を大体等間隔になるように土に埋めました。
また2回目のハツカダイコンたちは、栽培開始から32日目にして順調に育っており、本葉の大きさは1cmでした。
12月7日(栽培開始から61日目)の午前0時8分に観察すると、6枚目の本葉が成長していました。全体像は以下の通りです。その大きさは2.4cmであり、葉の大きな部分の下にはすでに亀裂が入っていました。一方、本葉の4,5枚目にはまだ亀裂はなく、出っ張りがある状態でとどまっていました。なぜ後から出てきてまだ小さい葉のほうに亀裂が入って前から生えていた葉には亀裂が入っていないのか不思議です。
2回目のハツカダイコンは、栽培開始から35日目で本葉は1.6cmになり、本葉の下には出っ張りがありました。全体像は以下の通りです。
12月8日(栽培開始から62日目)の午後9時33分に観察すると、1回目のハツカダイコンは本葉1,2,3枚目に新たな亀裂が入っていました。そしてその別れ方を見てみると、少しずつずれて分かれていっていました。このほうが葉の面積を大きくできて太陽光をより効率よく取り入れられるからでしょうか。また、4,5枚目の本葉にはまだ亀裂はありません。一方で6枚目の本葉にはすでに3つの亀裂が入っており、7枚目の本葉はまだ開いていませんでした。加えて、子葉はしおれて小さくなっていました。色も黄緑から黄色に変わっていました。恐らく本葉に栄養を優先的に送っているためではないかと思われます。本葉の大きさは1枚目が5.5cm、2枚目が5.7cm、3枚目が5.2cm、4枚目が4.6cm、5枚目が3.3cm、そして6枚目が2.6cmでした。1枚目と2枚目の長さが生えてきた順番と逆転していますが、おそらくそれは葉が曲がっているためだと思います。長さを測りたいという気持ちと植物にダメージを与えたくないという気持ちの葛藤があります。ただでさえ1度植物を折ってしまっているため、葉の大きさを測るときはとても慎重に測っています。全体像は以下の通りです。
2回目は栽培開始から36日目で新しい本葉が出ていました。まだ小さいですが、いずれは1回目のハツカダイコンと同じように大きくなると思います。すでに出ていた本葉は2.1cmでした。こちらは最終報告が終わるまでに収穫するのは厳しそうです。全体像は以下の通りです。
③次回について
次回はハツカダイコンの続きと、ルッコラの栽培3回目を載せようと思います。また、温室についてはまだ迷っていることが多いため、載せられるかはわかりませんが、できれば載せたいと思います。
今回の文字数2322文字。
コメント
鈴木さんこんにちは
とても寒くなりました。秋田から比べれば晴天のため行動に制限なくていいかもしれませんが、体は寒いので防寒しましょう。全く寒くない、というまで防寒は無理ですが我慢しなくてはならない程度の服では、いくら若くとも体に良くないですね。
クリスマスだからといって普段と違うことをするべき、ということはありません。いつも通りでいいと思います。私もネコに説教しながらラノベでも読んで過ごそうと思っていますから。ですけど、若い人は仲間と騒いでクリスマスなのもそれはそれで面白いと思います。
ハードルが上がってるようなのは、特に上げている意図はないのですね。例年ですと、報告頻度も皆それなりにあって、写真の枚数も文字数も問題ありませんでした。特にこちらから言う必要がなかったんですね。そのために制限を設けることはしていません。ただそれだと今年はバラツキが大きいので、きつくない範囲の制限をかけたわけです。写真四枚も1500文字もそれほど大したことはありません。
将来起業すれば、先ずはネットでアピールが必要です。ネットで目立たなければ存在しないも一緒だからです。中身も重要ですが、毎日の更新をかけないと継続して見てくれる人がいなくなります。それが大変な負担であれば仕方ないですが、むしろ軽くこなせるスキルを身に付けておくべきですね。この展開ゼミはそんなことのための初歩の訓練でもあります。下手な座学より将来必ず役に立ちます。
ハツカダイコンは順調そうですね。まあ、緑が鮮やかではありますが、やや薄く見えます。日照が完全ではないのですね。追肥はその通りに行って下さい。
葉の形態観察もその通りです。そういった葉の切れ目がどれほど生存戦略上意味を持つのか、まだ分かっていません。株元まで風と日照が通りやすくなるのは想像がつくのですが。生物の戦略の多様性には驚くばかりです。
子葉が枯れてくることは、珍しいものではなく、いずれそうなります。栄養を全て分解して先の方へ送り届けてから枯れます。しかしその時期がやや早いことと、写真から少し気になることがあります。
葉の一部にやや灰色がかった斑点があるのではないでしょうか。これを注意して見てみて下さい。それが広がってくるとか、葉が乾燥したように枯れるなどありましたら報告下さい。もちろん99%単なる土跳ねがついただけにも見えるのですが、べと病などの病害のためかもしれないからです。
文字数、普通に書いたら充分1500は超えるでしょう。逆にこういう報告では、内容同じであれば短くするのが大変なくらいです。まあ、最初は「書く」というものについて慣れる訓練からです。そして内容の順番、見やすいレイアウトなどにも気を使えれば最高ですね。
ではまた
ラボスタッフ オガタ