【出前講義】石川県立小松高等学校・SSH特別講義「学校での学習、SSHを通じて、何を学ぶのか?--考えることをしないと、本当にまずくなる。。--」(11/5)
2015年11月 5日 (木)
朝から晴天。仙台ほど朝の冷え込みもなく。午前中は、1年生理数科向けに特別講義。5月には「課題研究を始めるに当たり」というようなことで、講義を行いましたが、後半に用意してあった「キャリア教育の講義」が時間切れでしたので。。。そのパートを少し改変して。
理数科はいわゆるSSHの最前線。では、その実態を考えたことがあるのか。また、課題研究を通じて、答えのないものにチャレンジしているが、完全に答えがないわけではない。こんなことが起きそうだなと言う「予想」は立てるはず。その予想が正しいのか、間違っているかを、いろいろな手法で検証する訳で。。。では、昔、少なくとも、渡辺が高校時代には、そんな課題研究に近い答えはあるけど、解き方は全くない、数学の問題集。数研出版のオレンジと緑の湘南カラーの。数学が苦手だった方には、大変だったと。渡辺は比較的、数学が好きであったので、なんとか「考える力」がついたわけで。当時は、問題集だけしかなくて、解答集はなく。ところが、今は、問題集と同じ厚さの解答集がいつでも使えるような状態。これで、考えるようになるのか。。。
グローバルの本質。英語がしゃべることができればよいのか。。。そんなことはなくて、明治維新の時に、今のお札になっているような方々が努力して、日本語の大切さを理解し、日本語で高等教育までできる仕組みを作ってくれたので、今があると。もし、あのときに、英語が母国語になっていたら。。。。考えただけで。。。。というわけです。そんな本もありますので。
あと、歴史を学ぶこと。歴史はこれまでに起きたイベントに類似したことがこれから起きたときに考えるための大事なサンプル。そんなことを考えないと。同じ失敗をするだけなので。そんな風に、科学だけでなくて、いろいろなことを考えてほしいと。
最後になりましたが、今回の講義の企画を頂いた寺岸先生、政浦先生には大変お世話になりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 上記の渡辺の講義は4コマ目。3コマ目に、お世話になった寺岸先生と政浦先生が3年生向けの講義。最近、SSHの会議であったり、発表会で昨今話題となる「active learning」を使った講義をされるというので、授業参観を。とても参考になりました。これからの様々な活動に、この授業参観が大きく貢献すると、確信できました。ありがとうございました。
PS.のPS. 生物実験室には「たくさんの食虫植物」が。。。電気生理実験ではないと思うのですが、課題研究に使ったとか。。。どんな実験だったのか、先週が発表会だったと。ちょっと遅かったのが残念でした。
PS.のPS.のPS. 朝、welcome boardが玄関に。ありがたいことです。。。