【出前講義】12/18(日)~12/24(土)のアウトリーチ活動(出前講義)(12/18)
2016年12月18日 (日)
昨日の寒さに比べると、日曜日は少し気温も上がり。。。そういえば、土曜は科学者の卵養成講座。受講生と修了生などとの交流もあり。懐かしい顔も拝見でき、皆さん、がんばっておられるなと。。。きょうは、東北新幹線ではなく、東海道新幹線が40minほど、運転見合わせ。正確性では、世界トップクラスの新幹線と思いましたが、要因は別の所に。。。そんな科学技術水準が高いのは、ずいぶん昔からだとか。。。たしかに、変化アサガオは、江戸時代からのものだし。。。現在では、南海トラフ地震予測に向けてというニュース記事も。そうそう、それから、2週間前の記事も書いた分だけの公開でしたが、今回もそのように。2週間前のような頻度ではないのですが。。。
12/18(日):ふくしまサイエンスフェア「バナナからDNAをとろう」
先日お知らせした「ふくしまサイエンスフェア」。今年で5年目。最初の頃は、福島県内の高校生が小学生向けのイベントを行っていたのが、SSHなど行っていない高校であったり、市内の中学校からのイベントも近年は参加するようになり、幅広く「科学の楽しみ」を広げようと。。。大事なことだなと。。渡辺の企画は毎年「バナナからDNAをとろう」。生きとし生けるものには、生命体の設計図である遺伝子の本体のDNAがあるわけで。。。それを目に見えるようにしてみようというもの。
簡易的なプロトコールを使って、20-30minでできるように。もう少し短縮もできましたが、実験をやってもらっている方々に、考えながら実験ができるように。午前、午後と2回でそれぞれ2回で。合計4回の実験。また、自宅に戻ってからもできるような材料ですので、ぜひ、また、やってみて下さい。というか、また、来年もこの時期に、こうして出前講義ができればと思います。今回も、こうした企画・運営を頂いた福島県立福島高等学校・SSH関係の先生方、生徒の皆さんには、この場を借りて、お礼申し上げます。
実験はいつもの内容ですが、慌ててでたのもあり、白衣を持っておらず。。。急遽、福島高校の生徒さんからお借りして。。。理由は、後述の通りで。。いずれ、とても助かりました。ありがとうございました。また、実験のお手伝いを頂いたのも、同じく福島高校の2年生2名と3年生1名。3年生と言えば、この時期、センター試験まで、あと1ヶ月という所ですが、AO入試で合格したと。。。HPでのお知らせを失念しておりましたが、去年、渡辺の所で、飛翔型「科学者の卵養成講座」を行ってくれていた大沼さん。カメラマンをお願いしたので、4人で一緒に写真を撮ればよかったのですが、。。すっかりそんなことも忘れていて。。。また、来年もご一緒できればと言うか、お手伝い頂ければ、幸いです。というか、ありがとうございました。皆さん、とてもしっかりとfollowを頂きました。渡辺だけでは、4回の実験は難しいものがありましたので。。。
今回は、会場の隣のNHK福島放送局が本企画の取材をして頂き、その日の12:15過ぎからの県内向けのニュースで。「科学の実験 楽しむ催し」と題して、1-2minのニュースでしたが、渡辺も最初の頃に、この実験の様子が。ありがとうございました。実際の映像は、また、福島高校の先生方を通じて、拝見できればと。。。今日は、映像だけでしたので。。。
また、SSHの今後の方向性など、イベント以外のことでの交流ができたのは、こちらとしても貴重な時間でした。ありがとうございました。
12/21(水):仙台明治青年大学「食卓の野菜を科学する---野菜・果物の形態・歴史・栽培---」
仙台市の生涯学習事業「仙台明治青年大学」。昭和41年にスタート。つまり、明治時代に青年だった方々が、現在でも学び続けたいと言うことで、この名前が冠されたままとか。。。こうした世代に近い方々にお話しする機会は思い出すと、2008年に長野県小諸市で「食と農コミュニケーションづくりの集い」というのに、参加したこと。あとは、このところ、毎年、8月末のイベントになっている「みやぎ県民大学」。いずれもお年を召した方でもたくさん参加頂き、皆さん、学ぶことに積極的だなと。。。ふと、そんなことを、考えながら、講義をするわけですが、今回は、それよりもさらに平均年齢が高く、76歳。800名の受講生から毎回600名が参加すると、。。感動でした。
こちらがお話ししたのは、普段食べている「野菜・果物」。知っているようで、意外と知らないことも。と言うわけで、野菜、果物の花とその野菜、果物の関係。リンゴの花と果実が180oひっくり返っていると言うことに始まり、キャベツの仲間などの紹介。このあたりまで来ても、こんな話でよいのかと、緊張していて。。途中で、「オクラ」という野菜の名前を言わないといけないのに、思い出して、会場から教えていただいたり。。。
そもそも、野菜の植物だったものが作物、果樹になるためには、どんな条件が必要か。なるほどという感じで聞いていただいたり、こちらの話に笑っていただけたのは、講義を引き受けて、ほっとでした。自家不和合性ということも、言葉としては、難しいものがありましたが、現象を動画見て頂くと、なるほどというか、「へーーー。」と、感嘆の声を上げていただいたのは、やっぱり、動画はすごいと、。。話をした方が驚きでした。他の講師の方々の講義の内容を伺ってないので、比較ができないのですが、笑って講義を聴いていただけたのは、よかったのではないかと。ほっとした終了の時間でした。ありがとうございました。
と言うわけで、2016年のアウトリーチ活動もこれで終わり。色々なことがありましたが、何とか、終わることができ、また、続きは年明けからと言うことで。。。お世話になった方々に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 水曜日の出前講義の午後に、新聞社の取材が。。。無事、取り上げていただければ、また、お知らせすると言うことで。。。ただ、取材いただいた方と1hrほど、お話をしたのですが、最後に、こちらの資料をお渡ししているときに、お互いに同郷だと。。。取材に来られた方は、南予の宇和島。渡辺は、東予の今治。少し離れていますが。。。世の中、やっぱり狭いです。びっくりでした。ありがとうございました。