東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

コメの重さ

2008年4月 4日 (金)

先週の土曜日に、長野県小諸市で「食と農コミュニケーションづくりの集い」で、植物の自家不和合性の大切さ、食と農の大切さを一般の方にお話ししました。
その中に、まだ、20歳台だと思いますが、これから農業を始めようという2人の若い方にお会いしました。現在の農業は、まさに経験と勘で行われており、これをどうやって、サイエンスとして明らかにするかが、次世代につなげることとして重要かと言うことで、研究を行ってきました。ところが、世の中には、若い世代にもきちんと経験と勘を継承できる人材がおり、日本の食糧自給率39%をもちあげることができるのではないか。そのためにも、さらに、植物科学研究が基盤となり、その経験と勘をサイエンスとして理解しないといけないと、痛感させられました。
ちょうど、今年度が始まって間もないです。今年も、できるだけたくさんの若い人にサイエンスの心、植物科学の大切さ、おもしろさを教えることができればと思っております。
もちろん、研究室から、サイエンスとして重要な論文発表ができることは言うに及びませんが。。
そんなことを感じる年度末から年度あけの今週でした。

わたなべしるす

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