【アウトリーチ活動】仙台市立館小学校・特別講義、山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義(12/4, 5, 9, 21追記)
2020年12月 5日 (土)
今年も残り30日を切って、12月にやるべきことを最優先で。もちろん、コロナ禍を避けつつ。マスク、手洗い、うがい、アルコール消毒、加湿などをしっかり対策しないと。宿題も少したまっている感じがあるので、それを何とか、2020年12月31日までに片付けなければ。それができれば、2021年は迎えられないと思える12月はじめ。
12/4(金):仙台市立館小学校・特別講義「環境問題を多角的に考える」
11/16(金)に、5年生向けの出前講義を行った仙台市立館小学校。今年から「学校評議員」を仰せつかっていることから、2回の特別講義を。この冬一番とも思える寒い朝。館小学校へ。玄関先では、welcome boardがお出迎え、ありがとうございました。渡辺だけでなくて?!、その説明は文末で。
コロナ禍が少しずつ静まりつつある仙台市であっても、三密を避ける、空気の入れ換えを行うなどの重要なポイントをあらかじめ、6年生の担任の千葉先生と打合せ。体育館という場所で寒さもあって、周りには暖房を。ありがとうございました。もちろん、マスクをしてということでマイクで話をしながら、こちらからの問いかけに答える児童の皆さんもマスクをしてマイクを使って。去年、出前講義で「花の分解」を行った学年。もちろん、実験をしたことは覚えてくれていました。
環境問題は理科の時間に学ぶこと。でも、理科だけでなくて、毎日の生活と関係があること。学校の行き帰り、席替えなど。そんなことから話を始め、地球温暖化とそれに関する問題点。さらには、歴史的に考えて、二酸化炭素が多かった時代はどうだったのか。さらには、環境を汚染すると言うことはどういうことがそうなのか、それを元に戻すには、どれくらい大変なのかなど。昔のような廃液、公害のようなこともですが、今は生態系への影響も含めて。。。理科の時間とは少し違った「環境問題」を考えることができたのではないでしょうか。また、植物は問題の二酸化炭素を吸収してくれること、植物は動けないから、落葉をするとか、その環境をどうやって耐えてがんばるのか。そんな「環境適応」というか、「適応」というのは植物だけでなくて、どんなことでも大事なことだと。
講義が始まるまで、大友校長先生と前回の講義のことの反省と現在のコロナ禍を受けての昨今の教育事情についての議論の時間を頂きました。大学ももちろん大変で、どうやって防止するかに苦労していますが、大学とは異なる教育機関での防止体制など、よい刺激を頂きました。ありがとうございました。最後になりましたが、今回の機会を頂きました、仙台市立館小学校、大友校長先生、6年生担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今後もよりよいコラボができればと思います。
PS. 大友校長先生の取り計らいで、川前小学校、七北田小学校でお世話になった内藤校長先生と再開。現在は宮城教育大で、環境関係の仕事をされているとか。そんなで出前講義の途中から聞いて頂き、講義が終わったあとは、講義でお世話になった千葉先生の前任地が川前小学校と言うことで、今日の講義の反省会を。ありがとうございました。今の話から古い話まで貴重な議論の時間でした。
PS.のPS. 12/5(土) 17:00追記。仙台市青葉区内の小中学生を対象に「あなたのまちの『すてき』を絵・川柳にしよう!」という企画があったとか。。。多くの作品が集まり、これという受賞作品が決まったというのを人づてに伺いました。以前、研究室訪問をしてくれた方が受賞されたと。おめでとうございます。色々なことにチャレンジしてみることが、将来の経験値を上げる意味でも大事なことだと思いますので。これからもがんばって下さい。
PS.のPS.のPS. 12/9(水) 15:00追記。館小学校のHPに出前講義の記事を見つけました。もっと早くに掲載されていたのかも知れないですが、気がつかないまま。。。ちょっとちがう「環境」を理解してもらえていたようで、ほっとしております。ありがとうございました。
12/8(火):山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義「SSH課題研究を始めるに当たって」
12月になって、リモート、現地を含めて例年並みになったアウトリーチ活動。師走ということで、色々なことが重なり、12/21(月)の朝になって、12/8(火)の山形県立東桜学館高等学校・SSH特別講義の記事を書いてないことが判明。。。まさに、とほほ。というか、申し訳ありません。午後からは別のリモートでのアウトリーチ活動もあるというのに。。。
で、実際の出前講義はリモートで。前後に学会・会議などがあることから、事前に担当の小野先生、三浦先生と打合せ。いつも講義をしているところに、渡辺の講義資料と渡辺がしゃべっている映像が1つずつ。しゃべる映像は同じでも、渡辺が画面いっぱいに写っているのは、かなりの迫力だとか。実際に見ることができてないので、イメージとしてはたしかにと。迎えた出前講義当日。いつもであれば、2hrの講義時間なのを、50minにして、そのあとに質問時間。時間があると、ちょっと横道にそれた内容も入れようとするのですが、この時ばかりは、時計とのにらめっこ。また、スライドをこちらから、次々と送ることができないので、90年代の学会のスライドと同じで、次のスライドをお願いしますというスタイル。
短い時間でしたが、課題研究で何を行い、どこのような心構えでやることなのか。またそれが将来、どの様につながるのかなどを、講義。後半というか、1/3くらいで、渡辺のこれまでのキャリア形成の過程を紹介。課題研究を通じて何を学び、それを活かして、大学、社会で何をしたいのか、どんなキャリア形成にしたいのか、イメージできたのではないでしょうか。で、その当日のレポートが先週届いていたのですが、別のイベントなどが重なり、この週末にクラスごとに返事を。こちらが講義で意図したことは、リモートでも伝わっていたのを改めて、実感。最後になりましたが、今回のリモート企画を支援頂きました、小野先生、三浦先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。リモートでのアウトリーチ活動の新たな手法ができたように感じております。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
わたなべしるす