東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】学部講義・展開ゼミ「秋冬野菜を盆栽として育ててみよう--栽培を通して、観察眼を養い、栽培の大変さも理解してみよう--」を受講しようと考えている学生さんへ(9/2)

2015年9月 2日 (水)

 少しずつ涼しくなり、秋冬野菜の作付けによい準備ができたのではないかと思います。また、気温だけでなく、ここ最近の長雨のおかげで、水源にも水がたまったのではないかと。気温も下がり、水源に水があれば、一時期より、ずいぶん秋作、冬作は安定するのではと。

 一昨年が基礎ゼミ昨年から展開ゼミをやっています。一昨年の基礎ゼミでは、発表会で4名の学生さんたちが高く評価されたのがきっかけで、昨年からの展開ゼミに。基礎ゼミでは、20名でしたが、展開ゼミでは30名を超えて、結構、大変でした。ということで、今年度は、シラバスにも書きましたが、20名限定にしました。受講を希望する学生は、必ず渡辺にmailで連絡して下さい。これが守れない学生は、受講できません。シラバスを読むことの重要性と理解して下さい。

20150902183912-4afcc302f1318e462ec4505acb2f98f29049625f.JPG さて、この展開ゼミでは、冷涼な気候を活用して「秋冬野菜を盆栽として育ててみよう--栽培を通して、観察眼を養い、栽培の大変さも理解してみよう--」というタイトルで。ハクサイ、カブ、キャベツなど食べてもおいしい野菜の栽培を通じて、植物の生長に伴う変化、栽培の苦労、文章力、プレゼン力などを養って頂ければと思います。先述の通り、希望される学生は、学部、学籍番号、名前、抱負などを書いて、渡辺までmailで送って下さい。なお、TGLプログラム指定科目になっているとともに、高大連携事業に関わる公開授業実施として行われ、高校生も受講する予定です。

 ということで、受講希望者は、

20150902183943-671944bd66e96e75eaf6f90b302a0a11d5a53a62.JPG (0) 渡辺にmailで連絡をして、何番目の希望者であり、受講可能という連絡を受けていること
 (1) 初回の講義実施場所にきちんと参加できること
、(2) シラバスの内容を熟知して、作物を積極的に管理、栽培使用としてみる心意気のある方
 (3) その講義で学んだことををゼミなどで報告できること

  を参加の必要条件にしたいと思います。

 ので、希望者は、渡辺まで、学部、学籍番号、名前、抱負などを記して、mailでお知らせ下さい。

 なお、初回の講義実施場所は、片平キャンパス・生命科学研究科本館3階306会議室とします。
 また、初回の開講日は、平成27年10月8日(木)に上記の場所に、17:00集合とします。

 ということで、金曜日の5コマ目ということで、大変だと思いますが、われこそはという方、トライしてみて下さい。なお、一昨年の基礎ゼミ昨年の展開ゼミの活動内容は、HPのここから見ることができるようにlinkを入れてありますので。また、このHPを見るのが先か、あるいは、川内の掲示板が先か、わかりませんが、川内の掲示板にも、このHPからも情報発信をすることを掲示してもらうようにしましたので。

20150902184013-f69a58125d87c8d267f4fa551a06b8223d1662e8.JPG では、10月8日(木)にお会いできることを楽しみにしております。


 わたなべしるす

20150902184044-47498d7c2e6762c522aa6dcb2f1f2873742272ae.JPG PS. 出前講義科学者の卵などで、これまで渡辺の講義を聴いたことがあって、このHPを見て折られる方。また、不思議なご縁でご一緒できれば、幸いです。

 PS.のPS. シラバスを見落としていたという方もいるかも。と思いまして、以下に記しておきます。

<展開ゼミ・シラバス>

1. 授業題目 秋冬野菜を盆栽として育ててみよう--栽培を通して、観察眼を養い、栽培の大変さも理解してみよう--

2. 授業の目的と概要  毎日の食生活に欠かせない野菜。こうしたものは、スーパーなどで簡単に入手できる現代となっている。では、実際にそれらを栽培してみることは、できないのだろうか。また、栽培するためには、どの様な苦労があるのだろうか。また、できた野菜を食べるときの感動はどの様なものであろうか。小学校から高校までの生物教育などでは、多くの場合、食べることができないような植物を扱うことが多く、実際の作物を栽培して、自分で食するという経験が少ない。また、作物栽培するということは、「しゃべること」をしない作物が何を求めていて、何を施すこと、つまり、水、肥料などをやればよいか、その変化の様子を読み取ることが重要である。本講義では、作物(キャベツ、カブ、ブロッコリー、ホウレンソウ、ニンジンなど)を実際に個人ベースで盆栽として植木鉢で栽培し、作物の変化を通して、観察眼を養い、他の科目、教科への波及効果も考える。

3. 学習の到達目標 植木ばち、盆栽で栽培が可能な作物(キャベツ、カブ、ブロッコリー、ホウレンソウ、ニンジンなど)の種子、土を配布し、発芽、生長、結実までを体験、観察する。その間に起きる変化を観察、記録するとともに、最終的な収穫物を得るところまで、実際に各自が栽培を行う。こうした実験・観察を通じて、何を観察すればよいのか、どの様に変化しているのかという、観察眼を養成する。理系であれば、実験を行ったときの小さな変化を気がつくきっかけとなる。文系であっても、事象の変化に気がつき、それに対応したことを考えることは、どの分野でも重要と考えることから、観察眼の養成を学習の達成目標とする。

4. 授業内容・方法と進度予定 受講人数はゼミ形式ということから、20名とする。受講生対象としては、学部1年生を希望するが、2, 3, 4年生でも受講可能とする。受講を希望する学生はあらかじめ、e-mailで渡辺(nabe@ige.tohoku.ac.jp)まで、受講希望ということについて、学部、学年、学籍番号、氏名を連絡すること。この連絡がなく、当日、初回講義場所に来ても受講できないことに注意する。渡辺がmailを受け取ったあと、何人目の申込者であったかを受講生に回答し、20名まで受講生とする。受講生に制限を設けるのは、プレゼンテーションなどの指導が行き届かないことによる。また、受講生の申込が始まったこと、規定の人数になったことは、渡辺の研究室のHP(http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/)から情報発信を行うので、希望する学生は注視しておくこと。
 初回講義の実施場所は、片平キャンパス・生命科学研究科本館3階306会議室で行う。初回の開講日は、平成27年10月8日(木)とする。その時に、オリエンテーションを行い、あわせて、栽培に必要な、植木ばち、種子、土、肥料を配布し、2回目以降の講義の方向性を討論し、概説する。栽培は基本、各自が毎日、目が届く場所(例えば、自宅)で行う。日々の観察を行い、記録し、中間発表で生長の具合などをプレゼンする。栽培の基本的なことは、これまでの小学校から高校までの理科での学習を通じて理解している(水、空気、適当な気温が必要)はずなので、作物種ごとの栽培に必要な基本情報は最初のオリエンテーション時に配布する。最終的にどの様な結果になったか、観察過程でどの様なことに気がついたかなどを、最終発表会で行う。なお、これらを通じて得られた作物などの成果物は各自のものとする。

5. 成績評価方法 講義への出席も重要であるが、栽培を通してどの様な変化に気がつくようになったのか、という観察眼の養成程度もプレゼンを通じて、評価する。出席・レポート報告30%、中間発表30%、最終発表40%とする。なお、最終発表の評価には、本講義を通じて得られた作物などの成果物も対象とする。

6. その他 初回講義の実施場所は、片平キャンパス・生命科学研究科本館3階306会議室で、平成27年10月8日(木)に行う。受講人数は上記の通り、20名とする。オフィスアワーについては、アウトリーチ活動などで、出張が多いことからe-mailであらかじめ、質問事項などを連絡してください。特に、時間を設定しません。HPのURLは、http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/です。
 研究室に継続している時間帯は決まっていません。共同研究、出前講義等で年間の半分くらいは出張しています。なので、あらかじめ、メールで、用件などを連絡して、訪問する日時の調整を行いたいと思います。e-mail addressを打ち間違えると思うような場合には、渡辺の研究室のHP(Googleで、東北大 渡辺正夫 で検索すると、出てきます。)のお問い合わせから、連絡して下さい。基本、メールは数時間に1回は見ていますので。

7. オフィスアワー あらかじめ、訪問、問題点などをメールで知らせて下さい。

8. 研究室 大学院生命科学研究科植物生殖遺伝分野

9. 備考(連絡方法等)  研究室に継続している時間帯は決まっていません。共同研究、出前講義等で年間の半分くらいは出張しています。なので、あらかじめ、メールで、用件などを連絡して、訪問する日時の調整を行いたいと思います。e-mail addressを打ち間違えると思うような場合には、渡辺の研究室のHP(Googleで、東北大 渡辺正夫 で検索すると、出てきます。)のお問い合わせから、連絡して下さい。基本、メールは数時間に1回は見ていますので。

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