研究組織

公募研究(R5-6)

単相世代における環境に駆動された「両性花」進化

固着生活を営む植物は、置かれた環境に適した繁殖戦略を進化の過程で獲得してきたと考えられるが、その進化で起きたイベントは多くが未だ謎に包まれている。本公募研究班ではコケ植物苔(タイ)類のモデルである雌雄異株ゼニゴケと、雌雄同株でありその性分化が季節依存的であるアカゼニゴケとの比較解析から、雌雄同株誕生における性染色体進化の過程と、アカゼニゴケが周囲の環境に合わせて獲得したと考えられる環境依存的な性分化機構の解明を目指す。これにより、陸上植物の進化の基部で分岐したコケ植物における知見から、挑戦的な「両性花」原理の理解を目指す。

メンバーリスト

安居 佑季子
京都大学 生命科学研究科

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