研究組織

公募研究(R5-6)

植物と動物に共通する自殖・他殖の原理と進化

海洋脊索動物ホヤは、動物であるにも関わらず、(1)移動しない、(2)雌雄同体である、(3)配偶子を周囲の環境へ放出する、(4)自家不和合性を有する、など多くの点で植物の体制と共通している。また、ホヤの自家不和合機構は植物における機構と酷似しており、植物界と動物界に分かれていても共通する生殖様式が存在する。一方、自家不和合性を示さない種や、自家不和合性の有無が明確でない種も多い。本研究では、複数種のホヤを比較し、それぞれの自家不和合性機構を分子構造と分子進化的側面から解析する。これらの成果をもとに、動植物に共通する自殖・他殖の原理と進化の謎という「問い」に対して、新たな知見を得ることを目指す。   

メンバーリスト

齋藤 貴子
静岡大学 農学部 応用生命科学科

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