研究組織
公募研究班(R7-8)
花粉管ガイダンスを狭小マイクロ流路で制御する
両性花では2つの精細胞を花粉管に託し重複受精を可能にするが、めしべ内を通る花粉管の道のりには化学的、物理的なバリヤーが存在する。これを乗り越えるため、両性花はその進化過程で花粉管にどのような能力を獲得させてきたのだろうか。私達はマイクロ流路を活用し、自身の細胞断面積より約80倍も小さい隙間を通り抜けその後も伸長活性を保持する花粉管の細胞変形特性を明らかにしてきた。本課題では、先端イメージング技術、有機合成蛍光プローブ開発技術に加え、微細加工技術を駆使して花粉管の化学的、物理的バリヤー突破機構をマイクロ流路上で再現する再構成系を確立し、本領域に広く通じる作動因子動態解析の新技術を開発することを目指す。
メンバーリスト
- 佐藤 良勝
- 名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所・光生物学グループ/ライブイメージングセンター