研究組織

公募研究(R5-6)

挑戦的な繁殖適応戦略の駆動力となる遺伝子発現多様性を生み出すゲノム動態

遺伝子発現は転写因子が遺伝子発現制御領域(cis-regulatory element: CRE)に結合することで制御される。CREは進化速度が非常に速いノンコーディング領域に存在するため、遺伝子発現変化を伴うCRE変異は両性花の自殖・他殖の切換えに代表される挑戦的な繁殖適応戦略の根源と考えられる。本研究では、世界のイネコアコレクションを対象に、イネの代表的な転写因子群について転写因子結合アトラスを取得し、遺伝子発現変化を引き起こす機能的なCRE変異を網羅的に同定することで種内多様化の遺伝的基盤を明らかにする。さらに、エピゲノム解析・1細胞オミクス解析によって遺伝子発現多様性を生み出すゲノム動態を解明する。

メンバーリスト

川勝 泰二
農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門

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