【アウトリーチ活動】豊岡高等学校、仙台一高、利府高、岩ヶ崎高・研究室見学、実験研修(11/19)
2017年11月19日 (日)
11月も中旬。今年も残すところ40日ほど。。。〆切が近いものもあり、あれこれときちんと仕事をしないと。。。一方で冬は確実に到来していて。。。日曜から週明けにかけては最高気温が4oCとか。。また、雪もちらつくとか。。本格的な冬になる前にがんばらないと。。そんな気合いをもらえるような寒さで。。。
兵庫県立豊岡高等学校・SSHサイエンスリサーチ(11/18-19)
今年で3年目になった兵庫県立豊岡高等学校・SSHサイエンスリサーチ。渡辺が子供時代を過ごした今治は大学へ行くためには、実家からどこかへ出ると言う地理的な条件が。もちろん、今でこそ、県内の大学に電車通学も可能とか。兵庫県立豊岡高等学校のある兵庫県の北部も同じところ。そんなこともあり、計画したのが、色々な大学への研究室訪問と実験研修。土曜日の午後から日曜日の午前までの丸1日コース。
今年度も3Fの会議室が使えないことから、研究室を使っての実験と片平キャンパス内の施設の歴史と科学という研修を計画。実験は「バナナからDNA」、「花粉と雌しべの相互作用」、「キャベツの葉っぱのパターン」。3つ目のものは、今年度初めての計画。以前に、小松高校での実習でやったことはあるのですが。。。今年度のTAは、D1の岡本君、M1の高橋さん、乳井君の3名がfollowしてくれました。
引率でいらした安田先生が日本史が専門と。この大学ができてから100年あまり。その間に、色々な出来事があり、それに平行して科学の進歩も。そんな科学の進歩が何をもたらしたのかということを片平キャンパスの建物を見たり、植物を見たりしながら、考えてもらうことが趣旨。
もちろん、200年を超えるイチョウ、マツの木があったり、イチョウは雌雄異株であるとか。イチョウの種子がギンナンであるとか。いずれ、自然は豊岡でも観察できること。また、その自然を見ながら考えてほしいと。また、科学の進歩がその後の歴史にどの様なことをもたらしたのか。そんな風な考え方も身につけてほしいなと。あまり、SSHではこうした角度で科学を考えることはないでしょうから。。。
色々なことを考えて、こちらも計画したのですが、少し盛り込みすぎだったかも。。。あっという間の2日間だったかと。この冬一番の寒さでしたが、豊岡とさほど変わらないこと。寒くても雪はないこと。緯度と経度の関係で、日の出・日の入りが意外と早い時間帯になっていることなど、普段と違った2日間だったのでは。
なので、また、ぜひ、志望校の1つにしてもらえれば。もちろん、大学院からでもwelcomeですから。最後になりましたが、お世話になりました、豊岡高校・SSH担当の中嶋先生、引率の安田先生、ありがとうございました。また、来年度も、楽しみにしております。
PS. 去年はアブラナ科植物を材料にした課題研究について、dataの解釈、今後の方向性などを議論したような。。。その結果をまとめて発表したものが、コンクールで受賞したと。。おめでとうございます。是非、これからもそんな議論を行う時間を作ることも大事なことなのかなと。。。
仙台一高、利府高、岩ヶ崎高・共同研究体(宮城県内に生息するメダカのルーツを探る)実験実習(11/19)
午前中までが兵庫県立豊岡高等学校・SSHサイエンスリサーチでキャベツの解剖実験と花粉管伸長の実験を。午後からは、宮城県仙台第一高等学校の小松原先生が統括をされている「宮城県内に生息するメダカのルーツを探る」という共同研究の実習。HPにきちんとfollowできないくらいの実験に仙台一の生物部の生徒さん2名が実験に来てくれています。簡単に言えば、探索したい川に「特定の生物種」が存在するのか。そんなことを遺伝子を増幅するということで。
今回は、共同研究として行っているので、その共同体に参加されている県内の利府高校、岩ヶ崎高校の先生方と生徒さんが、渡辺の所で実習。TAとして、研究室のスタッフの高田君がサポートしてくれましたが、毎週のように実験の来てくれている生物部の2名の生徒さんが、実験を説明したり。ほぼ、研究室のメンバーのようなものです。こちらとしては、とても助かりました。
実験がPCRをベースにする訳なので、増幅している間に、研究室内、ガラス室なども見学。そこは、渡辺が説明を。写真撮影のTAというのは申し訳ないですが、その係を午前中から引き続き、M1の乳井君が。ありがとうございました。時間の関係で、結果の報告は後日になるようですが、うまくいくことを。。。最後になりましたが、お世話になりました、仙台一高・小松原先生ありがとうございました。来週からも生徒さんが実験にきて頂けるのを、楽しみにしておりますので。
わたなべしるす