【著書刊行】「エッセンシャル植物生理学-農学系のための基礎-」完成!!(10/21, 26追記)
2022年10月21日 (金)
2020年コロナ禍の7月1日に届いた1通のmailからスタートした「農学(部生)のための植物生理学」という内容の教科書出版計画。初めての教科書作成で、どのようにまとめるのがよいのか、試行錯誤の連続でした。渡辺担当分の第1, 2, 5, 6章の写真、情報を多くの方々から提供頂き、この本の特色を出すことができたと思います。ありがとうございました!!
執筆スタートから2年弱の今年前半にはゲラができ、校正を始めるとあっという間でしたが、立場の異なる色々な方に助けて頂き、教科書が10/17(月)に完成しました。手元に見本が来たのが、10/19(水)。他事案もあり、お知らせが遅くなりました。10/24(月)から書店などに並ぶと聞いています。ご覧頂ければ幸いです。
教科書のコンセプトは「農学を学ぶための基礎としての植物生理学」を学ぶためにはどのような執筆内容がよいのか。本来なら、植物生理学とは独立した、形態学、遺伝学なども含み、紹介素材には可能な限り「作物」での事例を写真とともに記述しました。また、作物名で関連記事を検索できる索引も作成しました。詳細は、出版社である講談社サイエンティフィク、講談社BOOK倶楽部のHPをご覧下さい。また、あわせて、講談社サイエンティフィク@生命科学のTwitterでは、2minちょっとの動画で260 page近くの内容を紹介(必見!!!)。編集担当者の方が気合いを込めて、作成してくれました。また、途中で止めると、文字の判読までは難しいまでも、中身としてこんなことを扱っているのだということを事前に味わって頂けるかと思います。
ほぼ完璧に校正できたつもりでいますが、誤字脱字、誤記などが残っているのだと思います。本書を読まれ、そうしたことに気がつかれましたら、お知らせ下さい。反省と次への学びとしたいと思います。共著となっている農学部の牧野先生、福井県立大の村井先生、名古屋大の榊原先生、講談社サイエンティフィクの編集担当者の五味様に感謝です。協働でということでなければ、ここまで到達できなかったと思います。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 10/26(水), 16:00追記。10/23-25は、学術変革領域研究の若手の会(詳細はM2の益子さんの記事を)だったので、書籍の発刊の食事・ケーキ会を研究室で開催。大学近くからお弁当、ケーキを手配して各自の机でお祝いを。アルバイトの学生さんは学部生ということもあり、著書の構成、概略などを説明して、植物生理学に加えて、土壌微生物学、食品化学の本も手に取ってもらいました。こんな教科書で学びたいなど、positiveなコメントがあったのが何よりでした。