東北大学・飛翔型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

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平成23年度活動ブログ

平成23年度活動ブログ養成講座の活動を記録しています。

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2012.09.29

エクステンドコース第5回!@MIDOA


みなさんこんばんは。
宮城県仙台第二高等学校の岩渕祥璽です。


第4回目のエクステンドコースで行ったことをレポートしたいと思います。


○4回目の実験内容
・模擬廃液SHLLWによる吸着実験
余談:今回は僕一人だけでしたorz 寂しかった・・・



☆模擬廃液SHLLWについて
今回の実験(エクステンドコース)は、MIDOAの性質を調べるためのものですが、三村教授のコンセプトとしては、原子力発電所から出る放射性廃液の中にある貴重な資源を回収するということです。
つまり、実際の廃液を用いて検証をすることが重要・・・なのですが、実際の溶液は当然 危険です。
今回使用した模擬廃液は、実際の廃液と極力原子の割合を揃えながら、危険な原子を安全な原子に置き換えた、実験に使用が出来る 安全な 溶液です。


例)Tc(テクネチウム)は危険なので、放射性同位体でありかつ安全なRe(レニウム)に置き換える・・・など。

MIDOA 5-1.JPG

MIDOA 5-2.JPG


まず、カラムの中にMIDOA-MC 1gと模擬廃液を500μl入れて、1日放置して、原子をMCに吸着させます。

MIDOA 5-3.jpg


吸着させた後に、次の3種類の溶液を流して、金属の溶離を行いました(第4回目の実験と同じです。)
・純水→15ml
・硝酸 1mol/L→15ml
・硝酸 3mol/L→15ml

MIDOA 5-4.JPG



これらの実験は、第6回目にICPを用いて検証する予定です。


以上が第5回目の実験でした。


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