東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成27年度 活動ブログ

平成27年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2015.06.28

第一回講義を終えて

こんにちは! 宮城県宮城第一高等学校の白鳥さくらです。 大雨で東北大学まで辿り着くことが大変でした。会場内では、いかにも頭の良さそうな子達でいっぱいで、私はこの世界に足を踏み入れてよかったのか?と不安ながらも講義に参加させていただきました。 友達もおらず、少し挙動不審になりかけていた私ですが、伊藤先生の講義を楽しく受けることができました!特別講義ということで、私達高校生にも分かりやすいように教えていただき感謝しています。 この講義を受ける前と受けた後で決定的に変わったのは、遺伝子組み換えに対するイメージです。「遺伝子組み換え」と聞くとなんだか良いイメージはなく、「遺伝子組み換えって身体に何が起きるか分からないから危険なんでしょ?」なんて私は思ってましたし、皆さんもそう思ってるのだと思います。しかし、遺伝子組み換えで人間にとって害のある遺伝子をわざと入れるなんてありえないからそこまで心配をしなくても良いということが分かりましたし、普通に栽培されている植物よりも精密な検査が行われてるため、遺伝子組み換えの方がむしろ安全なんだとも知りました。 さらに、遺伝子組み換えの仕方も詳しく知ることができました。遺伝子組み換えは人間が実験室のようなところで、何だか凄そうな機械や顕微鏡を使って人間の手で遺伝子を植物に入れているのだと思っていましたが、実はアグロバクテリウムという細菌の特徴を利用して遺伝子組み換えを行っていると知り、衝撃を受けました。また、アグロバクテリウムの生態はとても興味深く、本来なら分解されてしまう遺伝子を分解されずに他の植物の細胞内に入れ、自分専用の栄養分をその寄生する植物に作らせるという優秀な細菌です。もう、この時点で衝撃でした。脳の神経繋がった気がしました! また、ブロッコリーのDNAの抽出の実験も行うことができました。身近にある食塩や食器用洗剤、エタノールでDNAを取り出せることが驚きでした。話したことのない他県の高校生ともこの実験を通して考えを話し合ったりすることもできとても貴重な体験となりました。 自分の知らない科学の世界をこれから堪能できると思うと心が踊ります!そして、科学者の卵の企画に参加させていただけたことに本当に感謝します。科学を楽しみ、講義について話し合える様な友達をつくるべく、次回の講義も頑張ります!

投稿者:宮城県宮城第一高等学校

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