こんばんは。仙台第三高等学校2年、鈴木 智寛です。第一回目の講座、とても楽しみにしていました。朝から雨で東北大に行くまでが大変でした。午前中に前年度海外研修報告があったので、まずはそこで印象に残ったことについて書きます。
海外研修では、「自分の意志をしっかり持つことが大切だ」と話していた先輩がいました。せっかくやりたいことができるチャンスがあっても、何も言わなければ、その場に流されて、せっかくの時間を無駄にしてしまうそうです。これは、科学者の卵 養成講座でも言えることかもしれません。自分も今回もらったこの機会を、ただ受け身で終わるのは嫌なので、積極的に行動していきたいと思います。そして、養成講座についての話で一番多かったのは、英語サロンについてです。分からなくてもいいからとにかく話す。挑戦することが大事だ、と話していました。実際に留学で東北大に来ている外国人と話すのは緊張するだろうし、自分は英語が苦手なので、上手く話せるか分かりませんが、こんなチャンスはなかなかないので、後悔しないように間違えてもいいから、積極的に会話に参加してみようと思います。
午後の伊藤先生の講義はとても面白かったです。「DNAと遺伝子組み換え植物」についての講義の中で、3人グループで行う実験がありました。実際にブロッコリーからDNAを取り出して、みてみようというものでした。細かく刻んだブロッコリーを水・食塩・洗剤を混ぜた溶液と一緒につぶし、茶こしでこし、そこにエタノールを注ぐというものです。これがその時の写真です。一枚目が実験で使った道具、二枚目の画像の細くて白く見えているのがブロッコリーのDNAです。
ブロッコリー以外でもDNAを取り出すことはできるみたいです。そして、自分が驚いたのが、「アグロバクテリウム」という細菌です。植物のDNAの中に自分のDNAを入れることが出来るので、「アグロバクテリウム」を利用すると、遺伝子組み換えで青いカーネーションを作ったり、遺伝子組み換えイネを作り、稲わらの糖化性を向上させる実験ができたりするという話を聞き、「アグノバクテリア」は多くの可能性を秘めているのではないかと思いました。遺伝子組み換えしたら、カラフルな野菜なんかも作れるんじゃないかと考えました。今まで、ニュースで聞いたり、食品の表示でしか見たことがなっかった遺伝子組み換えについて、少し分かった気がします。
今回の講座、会場に入った時は緊張していましたが、終わってみると楽しく、あっという間の一日でした。この一年間で、多くの知識、考え方や発想、文章を書く力に話す力、いままでより成長できるように一生懸命取り組んでいこうと思います!次回の科学者の卵は7月18日です。次回は地震について、海野先生の講義があります。自分は地学が好きで、とくに地震に興味があるのでとても楽しみです。次回は決められた時間で、レポートをしっかり書けるように頑張ろうと思います。
投稿者:宮城県仙台第三高等学校