こんにちは。仙台白百合学園高等学校の石井美土里です。今日はTOEIC Bridgeテストお疲れ様でした。遅くなりましたが、1月4日から1月7日まで発展コースのプログラムに参加した感想を書こうと思います。あまりにも内容が濃かったので、何回かに分けて投稿します。
私が配属されたのは「再生可能エネルギーに応用する高機能ナノ粒子を自分の手で合成し、電子顕微鏡を使って、実際に見てみよう!」という内容を扱っている片平キャンパスにある多元物理科学研究所です。
まずは初日。初めにナノ粒子の小ささについて、金ナノ粒子の講義を受けました。日常生活の中で、金ナノ粒子が用いられている例として、協会のステンドグラスを挙げ、説明を受けました。ステンドグラスには、綺麗な色がついていて、それは金属中の電子が光と相互作用を起こす現象によるものだと知りました。また、出てくる色は粒子の大きさによって決まってくるとのことでした。次に実験ノートの書き方の説明を受け、日にちと時間を書くことの重要性を学び、ここの研究室で使用している実験ノートを頂き、それに実験した内容を記入していきます。そして早速、実験をしました。酸化鉄ナノ粒子の合成を行います。温度調節が難しい且つ待ち時間がとても長い実験だったという印象です。一晩寝かすという工程がある実験だったので、次の日に回収し、TEMと呼ばれる電子顕微鏡で観察しました。TEMはとても大きく、専用の部屋に入って観察します。人に分からないような小さな揺れも感知するので、注意して扱う必要があります。日本に数百台しかないようで、貴重な体験でした。しかも接眼レンズで見るのではなく、パソコンの画面を通じて見るので近代的でした。TEMで見たナノ粒子は綺麗な丸い形をしているのもあれば、歪な形をしているのもありました。綺麗に作るのには経験とコツがモノを言うそうです。ナノ粒子の色には濃淡があり、それは原子の向いている方向によって変わってくるそうです。
ここまでが前半のプログラムです。大学院の方々、そして中谷先生がとても丁寧に教えて下さったのでよく理解することが出来ました。続きは次回、投稿します。
投稿者:仙台白百合学園高等学校