東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

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平成27年度 活動ブログ

平成27年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2016.03.12

宮城県仙台第三高校 「わくわくサイエンス」に参加して

宮城県仙台第三高等学校 鈴木 智寛です。今回は、僕の学校、仙台三高でSSH行事として行っている「わくわくサイエンス」について紹介して、自分が今まで参加してきた感想や学んだことを書きたいと思います。

・三高のわくわくサイエンスには親子班と出前出張班があり、自分は出前出張班に属し、近所の小学校や児童館、科学のイベントなどに直接出向き、小、中学生を対象とした「科学教室」を開催することによって、理科に対する興味や関心を深めさせることを目的として活動してきました。年に4,5回活動があります。今まで行ったことのある実験は、「液体窒素を使って実験をしてみよう!」「空気砲を体感してみよう!」「割れないシャボン玉を作ってみよう!」「空気圧の不思議」「洗濯ノリを使わない新型スライムを作ってみよう!」です。活動は15人くらいで行っていて、みんな科学に興味があったり、子供に教えるのが好きな人がいたり様々です。毎回、事前に計画をたてて、休み時間や放課後に実験の練習などを行って、本番に臨みました。自分が小学生の時も、科学実験教室などに参加していて、その時に楽しかったという記憶があるので、同じように、科学は楽しい!面白い!という感覚を、今度は自分が教える側になって、小学生、中学生にも体験してもらえたらいいな、と思って、参加しました。実際に実験教室で実験や解説を行うと、自分でも楽しくなってきてしまい、もしかしたら小学生より実験を楽しんでいたかもしれません。とくに、液体窒素を使った実験は驚きが多く、とても面白いです(卵のブログに今度詳しく書きたいと思います)。また、こういった科学のイベントに参加すると、科学に興味のある同じ年齢の友達と出会えるからいいですよね。自分では考えもしなかった、新しいことに気づくきっかけにもなります。

 ・前までの自分は「科学者は研究して成果を出す職業」とだけ考えていましたが、そう簡単にひとくくりに出来るものではないのだと、最近気付きました。その結果を出すための装置を作ったり、場所を提供する人がいる。それを周りに発信する記者などがいる。発見したものをシステム化して実用化を目指す人もいる。そこには多くのサポートがある。自分は、この「わくわくサイエンス」も、その大きなくくりの中の一つだと考えています。科学の楽しさ、面白さ、奥深さを伝える。きっと、それは目に見えなくても、それに参加した人々に影響し、何かにつながっていくと思うのです。「わくわくサイエンス」に参加できてよかったです。これからも、自分がいいと思ったことには積極的に、参加、活動していき、自分の視野や世界を広げていきたいと思います。

投稿者:宮城県仙台第三高等学校

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