東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業))

東北大学・探求型「科学者の卵養成講座」(グローバルサイエンスキャンパス協定事業)

平成28年度 活動ブログ

平成28年度 活動ブログ養成講座の活動を記録しています

2018.04.15

2年間ありがとうございました!


みなさんお久しぶりです。宮城第一高校2年櫨聖奈です。H29年度のブログでは最近、海外研修のことが投稿されていますね。読むたびに探究心がくすぐられます。


さて、今回は大変遅くなりましたが3/10に行われた発表会について書きたいと思います。


まずは口頭発表についてです。私は重点コース受講生なので、今年は発展コースの方の発表を聞く側でした。昨年のことを思い出すと、私の知識不足で発表内容を理解するのに精一杯で、考えを深めることは出来ませんでした。しかし今年は、この1年学校の授業で得た知識も増え、それと結びつけて聞くことができました。あの時の話がここに繋がるんだ、とわかった時はとても嬉しくなりました。やはり知識があるのとないのとでは話を聞いた時の自分の反応が全然ちがうなと感じました。人から聞いた話を無駄にしないようこれからも常にアンテナをはって多くの情報を得たいです。


次にポスター発表についてです。
私は「シロイヌナズナ根の水分屈性欠損突然変異体のサプレッサーの探索」という題で発表しました。
昨年の発表会のときの私のブログを見ると満足のいく発表ができたと書いてありましたが、この1年で参加した理科研究発表会や学会で多くのポスター発表を見て 昨年の私の発表で満足しているようではだめだと気づき、今年は昨年の反省などを踏まえて発表しました。すると昨年よりも落ち着いて、そして自分も楽しみながら発表することができ、昨年とは違う手応えを感じました。
ポスター発表は特に、経験をつんでいくごとに上手な発表ができるようになるのだと思います。おそらく次ポスター発表をするのは大学生になってからだと思うので、その時は今までの経験を活かしてより良い発表にしたいと思います。

今年1年間、重点コースとして研究に携わらせていただいたことでたくさんのことを学ぶことが出来ました。まず植物の根が伸びることに仕組みがあることにも驚きましたし、高校の教科書ではなんでも分かっているというように書かれているけれど実は分からないことだらけだということにも驚きました。


私にとって、まだ明らかになっていない仕組みの一つである水分屈性について研究できたことはとても興味深く、わくわくしたものでした。結果としてサプレッサー候補を見つけることができたので嬉しかったです。科学者の卵が終わってしまい、楽しくて仕方がなかった研究をすることはもう出来ませんがこの研究の最終的な結果がでることを楽しみにしています。


科学者の卵に参加し始めてから2年間。私にとって本当に実りのある経験をさせていただき、言葉では表しきれないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
自分の視野を広げられたこと、全国に友達ができたこと、最先端の科学を知れたこと、自分を変えられたこと、など心の底から科学者の卵に参加して良かったと思えることがたくさんあります。

まだまだ未熟な私を受け入れてくれた科学者の卵の先生方、発展コース重点コース手厚くご指導して下さった高橋先生、小林先生、私に刺激を与えてくれた受講生の皆さん、最後まで私のブログを読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。


もう科学者の卵に参加出来ないと思うととても寂しいですが、卵で得たことを胸に勉強に励んでいきます。

投稿者:宮城県宮城第一高等学校

PAGE TOP