はじめまして、群馬県立前橋高校の東桔也です(タイトルについては触れません)。第1回科学者の卵を終えての感想は、「悔しい」の一言に尽きます。遡ること約1週間前、自己推薦の合格通知が届いた時、私は喜びでいっぱいでした。それはもう、第一志望の高校に合格した中学生並に。そんな浮かれた気持ちのまま仙台行きの新幹線切符を手にした私。果たして、うまくいったのでしょうか。答えはもちろんNOです。周りのレベルについていけず、もがき苦しんだ6時間でした。
では早速、2つの講義を振り返っていきたいと思います。
1つ目は久利美和先生の「災害情報を活用する!」という講義でした。地理の授業で火山の概要を学習したばかりだったので、前半の理解がはかどった一方、後半はさらに深い内容まで学べたので大満足でした。火山噴火には「マグマ噴火」「マグマ水蒸気噴火」「水蒸気噴火」の3種類があり、その中で水蒸気噴火にはマグマの動きがほとんどないので予知しにくいことが分かりました。私の地元群馬にある草津白根山も水蒸気噴火を起こしたばかりなので、とても身近な話題に感じました。また、レポートでは「登山者に緊急メールを届けるには?」という問いが与えられました。私は、そもそもメールで避難経路を指示することが登山者の混乱を招くので、登山道に経路を明示しメールの合図で一斉に避難するのが良いとしましたが、このブログを書いている途中にハッと気づきました。
「噴火様式が一通りじゃないなら、看板の避難経路も複雑化しちゃうじゃん...!?」
やはり、メールですね。一方で、隣の席の友達はGPSを使った画期的なメール方法を考案したので、自分の未熟さを痛感しました。
2つ目は伊藤幸博先生の「DNAと遺伝子組み換え植物」という講義でした。生物は私の大の苦手分野。
「ついにこの日が来ちまったか!(※まだ初日です)」
という心持ちで臨んだ講義は1日の中で最も苦しい時間となる...はずでした。しかし、誰でも興味を持てるように、伊藤先生がドラえもんの例を挙げて説明してくださったおかげで講義は私でも大体理解できました。特に、アグロバクテリウムを使った遺伝子組み換えの説明はとても印象的でした。問題はその後のレポートです。「どんな遺伝子組み換え植物を作ってみたいか」という質問に、私の頭の中は完全に真っ白になりました。周りから聞こえるシャーペンの音に焦燥を感じながら、無茶苦茶なことを書いてしまったので、自分自身とても反省しています。人には誰しも苦手分野というものがありますが、理解を諦めたらそこで学問終了です(どこかで聞いたような...)。得意でない分野にいかに食らいついていけるかが得意分野を伸ばすカギになると思うので、反省を活かして頑張りたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。次回のブログで成長を報告できるように頑張ります。それでは、また。
投稿者:群馬県立前橋高等学校