秋田県立大館鳳鳴高等学校 1年 鎌田 桃子です。今年度、よろしくお願いします。 昼のほんのひと時のことだ。私の在学する高校は、全国高校野球秋田県大会で、某高校と対戦していた。9回裏の時点で、2-2。学食を食べながら、真剣に観戦していた。結果は、3-2で惜しくも負けてしまった。私は、この時、科学についても同じことが言えると思った。例えば実験の時、あと少し、という時でも成功しないということがあると思う。 未来の出来事には、100%という保証は無い。予想外の出来事が起こるかもしれない。だからこそ、そのために調査や、予想をすることが大切だと思う。学食を食べながら、ふと思ったのだった。 前置きは、このくらいにして本題に入ろう。私は、今日二つの講義を受講した。初めの「災害科学情報」の講義では、自分の住む県にある火山に興味を持つきっかけになった。秋田県には鳥海山という火山がある。鳥海山は私たち県民に豊富な水を与え、田畑を潤してくれている。だから、"水の山"というイメージを持っていた。しかし、今回の講義後、鳥海山について調べてみると過去に水蒸気爆発が発生したことが分かった。近年では静穏な状態だが、噴火する可能性があることを知って恐怖感を抱いた。火山は私たち人間の生活を豊かにしてくれているが、噴火という恐ろしい一面を持っていることも忘れてはいけないと、改めて感じた。 講義後、噴火に関する情報伝達の方法の案を一つ思いついた。それは、山の合目や、入り口、山頂に信号機を設置することだ。噴火の予兆があった時、いる場所に応じて警告ランプを点灯させることで各場所で適切な避難ができると思う。 次は「DNAと遺伝子組み換え植物」の講義を受講した。遺伝子組み換えをするにあたり、アグロバクテリウムという細菌が天才的な活動をしていると感じた。植物に感染し、その植物に自分が生きていくために必要な養分を作らせ、その性質を利用して遺伝子組み換えを行うことが出来る。なんて賢い細菌なのだのう。また、この講義を通して人間に起こりうる"染色体異常"を、修復出来る可能性についても興味を持った。 最後は、レポートを書いたが、大苦戦した。アイデアを記入するときに思ったことをうまく文章にまとめられず悔しかった。今後の講義を通して、自分が納得する文章を書けるようになりたい。 私は今回、この卵の講座に参加することができ、非常に嬉しい。この応募に際して相談した先生に喜んでもらい、親にも全面的に応援してもらい、こうして仙台に来ている。私はこの9回に及ぶ講座に毎回、今回の気持ちを持って臨みたい。途中、今以上の熱い気持ちが湧き上がってくるかもしれない。それも楽しみだ。

投稿者：秋田県立大館鳳鳴高等学校